2021年秋に放送され、SNSを中心に反響を呼んだ一途でピュアなラブストーリー「どうせもう逃げられない」が、ホームドラマチャンネルに登場する。過去のトラウマから恋に本気になれない青年と、不器用だけど真っ直ぐな純真女子が織り成す恋を描いた胸キュンドラマで、一見チャラく見えるけど深い優しさを持つ主人公・向坂拓己を演じた白洲迅のインタビューが到着。役に込めた思いや撮影の舞台裏に注目だ。
また、ホームドラマチャンネルでは、同じく白洲が主演を務めた「Life 線上の僕ら」も放送中。運命的に出会った男子高校生の成長と恋を描いたBL作品で、まったく違う役どころに挑んだ心境や、撮影当時の思い出についても聞いた。
――白洲さんご自身は、向坂のキャラクターを、どう捉えていますか?
「とてもピュアなんだけど、その一方、すごく不器用な生き方しかできない人なんだと思います。そうなってしまった理由には、過去のトラウマが関係しているんですけど、はたから見ると、なんでそんなに不器用なんだろう。もっと素直になればいいのに...と思ってしまう。でも、人ってそんな簡単に、自分の気持ちをコントロールできないですよね。そういう人間らしいところも含めて、拓己なんだなと思います」
――向坂はイタズラ好きという設定で、横田真悠さん演じるヒロイン・野田蔵なほにもちょくちょくちょっかいを。好きな子にイタズラしたくなる心理については?
「すごく分かります(笑)。ああいう無邪気なやり取りを、楽しいと思うタイプなので。でも、あそこまでやるのは、小学生を超えて幼稚園児レベル!?仕掛けるイタズラが、全部しょうもなさ過ぎますから(笑)。そういう意味でも、拓己はピュアだなと思いました。僕自身、結構イタズラ好きで、恋愛ものの撮影のときなんかは、距離を近づけるためにやったりすることはあります。ただ、現実の世界で、本当に好きになった人には、やれないかもしれないですね(笑)」
――劇中で興味深かったのが、野田蔵なほの呼び方。一見チャラ男の向坂は、「のらくら」「あほ」「あんた」など、場面によって呼び方を変えていましたが、そこにはどんな思いを込めていたのでしょう。
「呼び方については、僕自身、特に大事にしていた部分なんです。『のらくら』から、『あんた』になり、最後は『なほ』と呼ぶようになる。その移り変わりの中で、向坂は、『あほ』と呼びながら、心の中では『なほ』と呼んでいたんじゃないか...。僕は、そう解釈していたんです。そのことがドラマの中で描かれていたわけではないのですが、そういう風に読み取ってみると、面白いんじゃないかと思いながら演じました」
――物語の中で、白洲さん自身がキュンとした場面をあげるなら。
「なほは最初、向坂が社長を務めるデザイン会社に、アルバイトとして入ってくるのですが、『違う』と思ったことに関しては、立場に関係なくズバッと言う。そういう芯の強さみたいなものが見えると、ドキッとしちゃいます。キュンということとはちょっと違うかもしれませんが、僕はそういう女性の強さというか、意外性みたいなところを見ると、いいなって思うんです。横田さん自身も、すごく芯が強くて、しっかりしていて、女優としての強さが感じられる方。そんな横田さんが演じるなほだからこそ、余計にドキッとさせられたのかもしれないですね」
――白洲さんが思う、この作品の魅力とは?
「一言で言うと、なほの存在、そのものだと思います。悪いことがあっても人のせいにしないし、拓己に何度フラれてもくじけない。ヒロイン史上、最もいい子なんじゃないかと思うほど、魅力的なキャラクターだと思います。もちろん、そんななほでも、悲しいことがあると涙を流してネガティブになることもあるんですけど、すぐにパッと立ち直るしなやかさも併せ持っている。だからこそ、拓己のように面倒臭い男を、立ち直らせていくことができるのかなと思います。もうひとつ、プラスアルファで注目してもらいたいのが、拓己のトラウマの部分。そこは、作品の中でも絶対に見逃せないテーマですし、特に大切に演じたところでもあるので、注目してご覧いただけたらうれしいです」
放送情報
Life 線上の僕ら #3~#4(終)
放送日時:2022年1月16日(日)0:30~
どうせもう逃げられない
放送日時:2022年1月21日(金)3:00~
※毎週(木)(金)3:00~(2話連続)他
本編後、白洲迅さんのミニインタビューもあわせて放送
チャンネル:ホームドラマチャンネル 韓流・時代劇・国内ドラマ
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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