練られた役作りが魅力的...高畑充希が忖度ゼロな女子を演じる!

"号泣した"、"今週も刺さった"など、回を追うごとに視聴者の心を掴んだのが高畑充希主演のドラマ「同期のサクラ」だ。脚本は遊川和彦でヒット作「過保護のカホコ」に続いての高畑とのタッグ。カホコは21才にしてバイトもしたことがない無菌室で育ったような箱入り娘だったが、「同期のサクラ」の北野サクラは故郷に橋をかけるという夢を叶えるために離島から上京、大手ゼネコン会社に就職するものの、忖度ゼロの性格で入社式の社長のスピーチに「話が長いと思いました」と正直すぎる感想を述べて、まわりを凍りつかせる女子だ。こういう浮世離れした人物を演じる高畑充希は最強である。表情から歩き方、喋り方まで練りに練られた役作り、奇人変人の部類に入る強烈キャラなのに嫌味がなく、いつのまにか見ている人に「サクラみたいな人が会社にいたら、いいのになぁ」と思わせてしまう。高畑が演じたヒロインの魅力とは?

「同期のサクラ」で主演を務めた高畑充希
「同期のサクラ」で主演を務めた高畑充希

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■サクラの口癖「ひじょーにいい!」もSNSで話題に

同期の入社仲間の4人が次第にサクラの熱い想い、真っ直ぐすぎる性格に影響され、絆が生まれていく過程も丁寧に描かれたドラマには橋本愛、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音が出演。同期にも敬語で喋るサクラの口癖は「私には夢があります。故郷の島に橋を架けることです」、「一生、信じ合える仲間を作ること」、「その仲間とたくさんの人を幸せにする建物を造ることです」。ミーティングや行きつけの店で話している時に異論があると意見を言う前に"スーッ"と息を吸うのも癖で、この仕草からもサクラが決して無神経な人間ではないということが感じられる。思っていることをズバズバ言うタイプではなく、言わなければいけないことは言うべきだと思っているのだろう。放送時、ネットで盛り上がったのは街で気になる建造物などを見かけた時に興奮したサクラが「いい!ひじょーにいい!」と言う台詞。2009年から10年に渡る物語が1話ずつ描かれた構成も話題となり、第1話ではサクラが昏睡状態になっているシーンが...。その謎が後半に明かされる切ないストーリー展開も視聴者を惹きつけた。夢に突き進み、仲間にエールを送っていたサクラの挫折も描かれ、その変貌ぶりを全身から漂わせる高畑の演技にも驚かされる。

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■じいちゃんから届くFAXは名言だらけ

ひとり暮らしの部屋で故郷のじいちゃんから届く達筆のFAXも視聴者の胸に刺さりまくった。そのメッセージはサクラの心が揺れている時に姿勢を正してくれる魔法の名言。「自分の弱さを認めることだ」、「人生で一番辛いのは自分にウソをつくことだ」、「本気で叱ってくれるのが本当の友だ」などなど。波風を立てないように本音を言わず空気を読んで生きていくのがスタンダードな風潮の中、このドラマが多くの人を泣かせたのは内心思っていること、誰かに言ってもらいたいことを代弁してくれるメッセージが詰まっていたからかもしれない。月日がたっても心の中に生き続ける不器用で愛すべきヒロインがサクラである。

文=山本弘子

文責=HOMINIS編集部

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放送情報

同期のサクラ

放送日時:2022年4月9日(土)13:45~

チャンネル:ファミリー劇場

※放送スケジュールは変更になる場合があります

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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