2月に乃木坂46を卒業した新内眞衣が、7月28日(木)より東京・新国立劇場 小劇場で上演される舞台「ON AIR ~この音をキミに~」に出演する。
同作品は、"音"にこだわる音効という職人の姿を通じて、人と人の心が通じ合う、人間の温かさを描いたもの。脚本家としてテレビ、映画などのヒットメーカーで、劇団の主宰でもある宇田学が脚本・演出を手掛け、関西ジャニーズJr.の室龍太が主演を務める。新内は、真面目で仕事熱心な町役場の職員・谷山茜を演じる。
音響効果を行う音効の真(室)は、目の見えない妹と共に東京から小さな町に引っ越してくる。真が勤めることになった町のラジオ局「FM フレンド」はネット社会のご時世もあり、いつ潰れてもおかしくない状況だった。真はラジオ局の存続に向けて動きだす、というストーリー。
今回、新内にインタビューを行い、出演が決まった時の感想や意気込み、"ラジオ"への思い、乃木坂46を卒業してからの変化などについて語ってもらった。
――出演を聞いた時の感想は?
「ラジオ局を舞台にした作品に携われるということで、すごくうれしかったです。今回演じさせていただく谷山茜ちゃんはすごく真面目な人物なので、真面目ゆえの真っ直ぐさが出せたらいいなと思っています。共演者の方々とはまだお会いできていないのですが、楽しく稽古をして、楽しく本番を迎えられたらいいなと思っています」
――茜は「仕事熱心で真面目だが、真面目ゆえに空気が読めない発言をしてしまうことがあるため、発言する時は一度よく考えてから話す」という役柄ですが、茜との共通点はありますか?
「『発言する時は、一度考えてから発言する』というのはありますね。私は身長が大きいですし、グループにいた時は年齢も上でしたし、顔もキツそうに見られることがあるので、私と真逆のタイプの人が言った言葉と私が言った言葉では、私が言った言葉の方が鋭利に感じられることがあると思うし、そういった経験をけっこうしてきたので、『柔らかく伝えるようにする』というのを心掛けています。だから、基本おちゃらけちゃうんですよね(笑)」
――ラジオ局を舞台にした物語ですが、長年ラジオパーソナリティーとして活躍されている中で気を付けていることや意識していることは?
「話し方や言い回しには気を付けていますね。例えば、芸人さんだとストレートに語れる話題もアイドルだった私が言うと角が立つこともあるので、ちょっとだけ前置きを長くしてぼやかして(笑)。でも、棘がなく全部良い子だとラジオって面白くないので、そこのさじ加減は意識しています」
――多くのジャンルで活躍されている中で、お仕事としてのラジオの醍醐味は?
「ラジオ以外で、生放送で言葉を発する媒体ってあまりないな、と。SNSだと活字がメインですし、動画だと事前に撮っているものになるので新鮮さや"生"感が足りないですよね。そんな中で、ラジオは赤裸々に語れるし、(伝わる)スピードが信頼できる。だからこそリスナーの皆さんを近く感じられるんだと思っています」
放送情報
舞台「ON AIR ~この音をキミに~」
2022年7月28日(木)~8月7日(日)
東京・新国立劇場 小劇場
2022年8月13日(土)、14日(日)
京都・京都劇場
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