曽田陵介と佐藤友祐がBLドラマ「不幸くんはキスするしかない！」で共演した際の互いの印象とは？

BLドラマレーベル「トゥンク」作品の第一弾、「不幸くんはキスするしかない！」が女性チャンネル♪LaLa TVで放送される。本作は、幼い頃から日常的に不運に見舞われてきた"不幸体質"の福原幸多(曽田陵介)と、幸多とは対照的に"幸運体質"の篠宮直哉(佐藤友祐)が大学の新学期に偶然出会い、とある勘違いから恋人として付き合うことになる、というところから展開されるストーリー。正反対の性質を持つ2人が繰り広げる恋愛攻防戦は一筋縄ではいかないものの、直哉から受ける甘い言葉や優しさに、幸多の気持ちも次第に変わっていき...。

今回は福原幸多役の曽田陵介と、篠宮直哉役の佐藤友祐に、自身が演じた役柄や役作り、互いの印象などを聞き、本作を振り返ってもらった。

――「不幸くんはキスするしかない！」への出演が決まった時のお気持ちは？

曽田「お話をいただいてすぐに原作を読んだのですが、スラスラ読めて感情移入できるところもたくさんあり、本当に面白いストーリーだなと思いました。僕が演じる福原幸多は"不幸な"役どころだったんですが、さまざまな"不幸"が実写になったときにどんな風に描かれるかを考えるとワクワクしました」

佐藤「最初はBL作品ということで、初めての役を演じるにあたってのプレッシャーもありましたし、篠宮直哉という完璧な人間を演じることに、原作ファンやBLファンの方にどう思われるのか、というプレッシャーが強かったです」

――ご自身が演じる役柄について教えてください。

曽田「僕が演じる福原幸多は生まれつきの不幸体質で、興味があることもあまり出来ず、自身の不幸体質に他の人は巻き込めない、と他人に壁を作ってしまい、1人でいることが多いキャラクターです」

佐藤「篠宮直哉はものすごくモテモテな役で、なんでもかんでも完璧にこなし、そしてなんといってもものすごく運がよく、自販機でジュースを買うと100%あたりが出るという幸運の持ち主なんですが、人に対する優しさもあり、天然に人たらしなことができる完璧人間です」

――ご自身と、今回演じる役柄の似ているところはありますか？逆にまったく似ていないなと感じるところはありますか？

曽田「似ているところといえば、人は誰しもある八方美人なところだと思います。幸多はそれが極端ですが、誰かに良く見られたいという気持ちは少なからずあるので、そこが似ていると思います。似ていないところは幸多みたいに1つの出来事に一喜一憂しないところです。まぁ、幸多は生まれながらの不幸体質のせいで他の人より経験が少ないってこともあるんですが。僕の場合は悩み事があっても自分で考えるか、人に聞くかして次の日に解決していることが多いです」

佐藤「似ているなと思うのは、回を重ねていくごとに直哉の人間性がわかってくるんですが、人に好かれる・喜んでもらうことが好きなんですが、本当の自分をさらけ出すことができない、ということに、曽田さん演じる幸多と一緒にいるうちに気付いてくるんです。そういったところが自分に重なるなと思いました。似ていないなと思うのは、あんなにナチュラルに人が喜ぶことや、いわゆるイケメン的なことをさりげなくするのはできないですね」

――今回の役柄を演じる際に意識したことや、役作りのために行ったことはありますか？

曽田「過去の不幸な体験を自分の中で思い出して、それを幸多みたいに日常生活で当たり前に考えるというのをやってました。幸多自身、どこか不幸に対する諦めや慣れがあると思い、そこに対するアプローチをしていけば篠宮との生活がより楽しくなると思いました。あとノートに気になることを書き出したりしてました(笑)」

佐藤「あまり口数の多くないキャラクターなので、表情で演じたり、アドリブのシーンなどではしゃべってしまいがちなんですが、動作で表現をするように意識しました。役作りのために行ったことですが、『1人の人を想う気持ち』ということを考えて、幸多としゃべる時に相手の顔をじっと見つめることが多かったので、そういう仕草を日常から意識していました」

――今回共演してみての、お互いの印象を教えてください。

曽田「友祐くんは最初に会った時は本読みの時だったので、僕の中で結構クールなイメージがついてたんですが、現場では結構ふざける面白い先輩という印象です。(撮影の)合間とかにコーヒーを奢ってくれたり、人を気遣える方なんだなと感じました」

佐藤「曽田さんは演技経験がまだまだ浅いと自分では言っていたんですが、ものすごく演技が大好きで、1つ1つのことに真面目に、熱血に取り組む姿勢に、演技に対する思いを感じました」

――今回演じられるのは"不幸体質"と"幸運体質"の大学生ですが、最近起こった不運なことや幸運なことについてのエピソードがあれば教えてください。

曽田「幸運なことは、ペペロンチーノをたくさん作るんですが、パスタの最高の茹で時間を発見できたことです！」

佐藤「不幸なことですが、去年、一昨年と厄年だったんですが、世界的にコロナが蔓延して、俺のせいなのかな...と思ったりしました。幸運なことは、沖縄で写真集の撮影をしたときにずっと雨予報だったんですが、自分が撮影する時だけ雨がやみ、天候に恵まれて幸運だなと思いました」

――最後に、「不幸くんはキスするしかない！」をご覧になる視聴者の方にメッセージをお願いします。

曽田「どこかクスッと笑えたり感動したり、仕事や学校で疲れたな〜って時とかにもすぐ見れちゃうと思うので、すでにご覧いただいた方もこれからの方もたくさん"トゥンク"していただけたら嬉しいです。皆さんの考察や感想も楽しみにしているので、良かったら『#ふこキス』で呟いてください！よろしくお願いいたします！」

佐藤「コメディ要素も強くてとても見やすい作品になっており、心が安らぐような癒しの作品にもなっているので、今までBL作品を見たことのない人にも是非見て頂きたいなと思います」

文＝HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る