反町隆史＆竹野内豊は当時から圧倒的なオーラ！一世を風靡した「ビーチボーイズ」

現在放送中の「オールドルーキー」でスポーツマネジメント会社社長を演じ、渋い大人の魅力が話題を集めている反町隆史。山田孝之とのW主演作『唄う六人の女』への出演が決まるなどフリーランス転向後も好調な竹野内豊。現在まで長きにわたり活躍し続け、最近ではイケオジっぷりが何かと話題になる2人だが、ともに注目を集めるきっかけとなったドラマが「ビーチボーイズ」(1997年)だ。

フジテレビTWOにて8月22日(月)から放送される「ビーチボーイズ」は、休息を求めて海辺の民宿にたどり着いた、一見ソリの合わなそうな2人の若者のひと夏のできごとを描いた青春ドラマ。民宿の主人や孫娘など土地の人との交流を通じ、自分たちの人生を見つめ直して友情を深めていく。

当時の"月9枠"としては珍しく男の友情を描いた作品であり、また毎回これといった大事件が起こるわけでもない、のんびりとした凪の物語にも関わらず高い視聴率を記録し、一世を風靡した。その大きな要因が、20代とは思えないほどの色気とオーラを漂わせていた反町と竹野内の存在だ。

反町が演じたのは、恋人にフラれて居場所がなくなり、民宿・ダイヤモンドヘッドに流れ着いた広海。能天気でヤンチャな男だが、反町は抜群のルックスから放たれる爽やかな笑顔に加え、おちゃらけた振る舞い、くだけた台詞回しなど、調子の良い男をチャーミングに体現した。

しかし、実はナイーブな性格の持ち主で、時折見せる物静かな表情が印象的。随所に差し込まれる鍛え上げられた肉体や、当時のボン・ジョヴィのギタリストであるリッチー・サンボラが参加した主題歌「Forever」も大きな話題を集めた。

一方、竹野内が演じたのは、立ち上げたプロジェクトで失敗し、心を休めるためにダイヤモンドヘットを訪れたエリート商社マンの海都。広海や土地の人々に感化され、会社を辞めてダイヤモンドヘッドで働くことになる。

この冷静沈着なキャラクターを、竹野内は知性を感じさせる落ち着いた佇まいと低い声のトーンで表現。それでいながらハイテンションな広海のペースに飲まれて喧嘩口調になるなど、そこはかとなく漂うかわいげもたまらない。

正反対だからこそ衝突もするが、次第に友情を築いていく、そんな関係性を体現した反町と竹野内はもちろん、その脇を支える俳優陣も稲森いずみやマイク眞木など豪華な顔ぶれ。特に民宿の看板娘の真琴を演じた広末涼子は当時人気絶頂で、明るい笑顔を浮かべた快活な魅力が満載だ。広海と海都から子ども扱いされて怒るシーン、背伸びしようとするシーンなど、フレッシュな存在としてドラマを盛り上げた。

その人気の高さから、南の島を舞台に彼らのその後と再会を描いた特別版「ビーチボーイズ スペシャル」も作られており、フジテレビTWOではこちらも併せて8月26日(金)に放送される。夏にぴったりの軽やかな1作は、今見ても魅力的に思えることだろう。

文＝HOMINIS編集部

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