西野七瀬の天真爛漫さが可愛い！コミカルで憎めない永山絢斗の演技も魅力のホラードラマ「言霊荘」

口にした言葉が現実になる"言霊"が、もし呪いを招いてしまったら――そんな言霊が引き起こす恐怖の連鎖に女性たちが巻き込まれていくドラマ「言霊荘」。本作は主人公が女性限定アパートに引っ越したことをきっかけに「放った言葉が現実になる」という奇妙な出来事が起こり始め、アパートの住人たちが次々と怪奇現象に襲われることになるホラードラマだ。

言葉が持つ力を信じ、前向きな言葉を口にすれば叶うと発信するもまったく売れずにいる動画配信者のコトハ(西野七瀬)は、友人の紹介を受けて格安の女性限定アパートに引っ越してくる。コトハはアパートの住人たちから口にした願いが叶ったという不思議な出来事を耳にするが、時を同じくして謎の死や一歩間違えれば死に至るような事故が相次いで起こり始める。まるで住人たちの言葉が現実になったかのような奇妙な出来事が続く中で、コトハはアパートを訪れた自称・霊能者のレイシ(永山絢斗)と共に、言霊が引き起こす怪奇現象の謎を追うことになる。

本作の主演を務めるのは、ドラマに留まらず映画や舞台などにも出演し女優としての幅を広げている西野七瀬。本作での役どころは「歌川コトハの引き寄せチャンネル」を運営し、言葉の力を発信する動画配信者。夢見がちで天真爛漫、屈託のない笑顔でカメラに向かって「ポジティブな言葉で幸運を引き寄せましょう」と言ってのけるコトハは、西野のイメージにぴったりな役柄だ。しかし、本作の肝となるのは、そんなコトハを襲う恐怖の数々。ドラマ全体も西野自身が語るように「ずっと怖い雰囲気が続いているわけではなく、コミカルなシーンもある」わけだが、陰と陽が交錯する絶妙なテンポ感を実現できたのは西野の存在あってこそだろう。特に後半、悪霊によってコトハが急変するシーンの演技は白眉と言える。その姿はぜひ、ドラマを見て確かめてほしい。

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