松重豊が自身とゴルフの意外な接点を明かす！「実は関東一円のゴルフ場のことは知っていたりします」

松重豊さんがナレーターを務めるゴルフ番組「GOLF BRAIN ナナハチ78」(ゴルフネットワーク)。12月20日(火)の放送では今シーズンの賞金ランキング16位の時松隆光が登場。出演はプロゴルファー1人と帯同するキャディー。2つのボールで9ホールをラウンドし、各ショットで悪い方のボールが採用される"ワーストボール"形式となっている。

「僕はゴルフをやっていないので、ナレーターのお話をいただいた時、正直に『僕でいいんですか？』という気持ちでした。ただ、若い頃にゴルフ場でトーナメントの前に行われるプロアマの設営の仕事をしていたので、実は関東一円のゴルフ場のことは知っていたりします」
　
ゴルフとの意外な接点を明かしてくれたが、ゴルフの印象を聞いてみると。

「当時、ゴルフをやる方は高貴な方が多かったので、自分とは別世界のような感じで見上げていましたね(笑)」
　
この番組のナレーションを担当して約半年が経とうとしている。

「最初は自分が話しているナレーションの文言すら理解できなかったんですが、少しずつ分かってきました。逆に、自分があまり知らない分、いい距離感が保てていると思うんです。たぶん、これが僕の好きな相撲の番組だったらナレーションも熱くなっちゃって、見ている人がうっとうしくなってしまうと思うんですよ。『なんでここで右まわしを取らないんだ！』って(笑)。なので、この番組では冷静に伝えられていると思いますね」

ナレーションといえば、自身が主演を務めるドラマ「孤独のグルメ」シリーズでも主人公の心の声をモノローグで伝えている。

「あの番組の主役は毎回出てくる"料理"なんです。なので、自分がどうしたいということよりも、料理をおいしく食べているということをどう伝えるかを意識したモノローグなんです。主体性よりも、寒い外から暖かい店の中に入ってきて、その湯気でむせちゃうとか、そういうところで視聴者の方が『これ食べたいな。こんな時間に放送しやがって』と思わせる仕掛けになっているので(笑)、ちょっと特殊ではありますね」
　
最後に、「GOLF BRAIN ナナハチ78」の楽しみ方を教えてくれた。

「ちょっと特殊なルールでゲーム性のある内容で、プロも普段のトーナメントとは違う熱量で挑んでいるのを感じるので、ゴルフをやっていなくても楽しめる番組だと思います。ぜひご覧ください」

まつしげ・ゆたか●1963年1月19日生まれ、福岡県出身。舞台やドラマ、映画など幅広く活躍し、日本を代表するバイプレーヤーの一人。2023年放送のNHK大河ドラマ「どうする家康」に石川数正役で出演予定。

撮影＝石塚雅人　取材・文＝田中隆信　ヘアメーク＝林裕子　スタイリスト＝増井芳江

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