パ・リーグ 北海道日本ハムファイターズ・清宮幸太郎選手が、3、4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
清宮選手は、4月1日エスコンフィールドHOKKAIDOで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス2回戦、3対3の同点で迎えた延長10回裏、無死二塁の場面で、右前にサヨナラ適時打を放った。
北海道日本ハムは、1点を追う6回に4番・野村選手の適時打で同点に追いつくと、7回には代打・今川選手、5番・清宮選手の適時打で2点の勝ち越しに成功する。しかし、8回表に東北楽天・辰己選手の2点本塁打で同点とされ、試合はそのまま延長戦に突入した。
3対3の同点で迎えた延長10回裏、マウンドには東北楽天7番手の宮森投手。先頭の野村選手が右中間への二塁打を放つと、二塁ランナーに代走の福田光選手を送る。無死二塁と一打サヨナラの舞台が整い、打席に清宮選手を迎える。カウント1-0からの2球目、緩い変化球を鮮やかに右前にはじき返すと、二塁ランナーは一気にホームに生還。4時間22分の手に汗握る熱戦は劇的な幕切れとなり、満員のスタンドは大歓声に包まれた。
開幕2戦目での今季初勝利は、「エスコンフィールドHOKKAIDO」での記念すべき本拠地初勝利となり、劇的なサヨナラ打を放った清宮選手は球団の歴史に新たな名を刻むこととなった。スカパー!サヨナラ賞は初受賞となる。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします
「この度、このような光栄な賞をいただいて、本当に嬉しく思います。シーズンは長いので、もっともっと魅力のあるサヨナラ賞をとれればと思います。ありがとうございます」
――エスコンフィールドの感想を教えてください
「何もかもが体験したことのないような球場で、プレーをしている僕たちも、観てくださるファンの皆さんも楽しめるような球場だと思います」
――5月30日(火)より交流戦が始まりますが、対戦してみたい選手はいらっしゃいますか?
「ヒットを打たせてくれる人と対戦したいです(笑)」
――最近、ハマっていることを教えてください
「最近、ハマっていることですか?韓国ドラマです!移動の時ぐらいしか見ないですけど」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「今回のサヨナラはエスコンフィールド初勝利、今季のファイターズ初勝利ということで、本当にファンの皆さんなくては無かった勝利だと思うので、皆さんのおかげです。本当にありがとうございます」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
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