セ・リーグ 広島東洋カープ・秋山翔吾選手が、3,4月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
秋山選手は、4月15日MAZDA Zoom-Zoomスタジアムで行われた対東京ヤクルトスワローズ5回戦、3対4と1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁の場面で、左翼席へ逆転サヨナラ2点本塁打を放った。
小雨が降る中で迎えた、首位東京ヤクルトとの一戦は、1対2で迎えた4回裏に、西川選手が今シーズン第1号となる同点ソロ本塁打を放ち、試合を振り出しに戻した。しかし、6回表に東京ヤクルト・長岡選手の適時打などで、2対4と勝ち越しを許した。7回裏の広島東洋の攻撃では、先頭の田中選手が二塁打で出塁すると、一死三塁から菊池選手の適時打で1点差に迫る。
そして、3対4で迎えた9回裏のマウンドに上がったのは、東京ヤクルト新守護神の田口投手。簡単に二死まで追いつめられるも、代打の堂林選手が四球で出塁。打席に入った秋山選手は直後の初球を振り抜くと、打球は左翼席へ飛び込む逆転サヨナラ2点本塁打となった。雨の中の激戦を制した広島東洋は、2位に浮上した。
秋山選手のサヨナラ本塁打は、2022年9月5日対福岡ソフトバンク20回戦で放ったサヨナラソロ本塁打以来の自身2度目で、スカパー!サヨナラ賞受賞は、昨年8月度以来2度目となる。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします
「この度、スカパー!サヨナラ賞に選んでいただき、本当にありがたい気持ちでいます。34歳という年が、1年間振り返ると色んなことがあった中で、最後の1日をああいう形で締めくくれたっていうのはすごく思い出にも残りますし、ファンの方が同じ思いで観てくださったのは、すごく喜びがあります。この賞をいただけることに本当に感謝しています。ありがとうございます」
――5月30日(火)から交流戦が始まりますが、対戦してみたい球団はありますか?
「ライオンズは古巣で、今年マツダスタジアムに来るというところもあるので、知ってる選手もいますし、楽しみなところはあります」
――最近、ハマっていることを教えてください
「早く寝ること。やっぱり、シーズンも長いですし、去年は1年間戦ってないので...そういう意味ではハマっているというよりは、かなり重要かなと思ってやっています」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「サヨナラっていうのは、最後試合が決まる瞬間までは観ていないと、同じタイミングで感動を味わえないというところもあるので、それを最後まで応援してくださったファンの方たちがいてこそ、こういう賞を僕もいただけるのかなと思います」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
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