セ・リーグ 読売ジャイアンツ・坂本勇人選手が、6月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
坂本選手は、6月16日東京ドームで行われた対東北楽天ゴールデンイーグルス1回戦、3対5の2点ビハインドで迎えた9回裏、無死二、三塁の場面で左中間へ劇的なサヨナラ3点本塁打を放った。
読売は、初回に4番・岡本和真選手が、二死一塁から左翼席看板直撃の2点本塁打で先制。さらに、4回裏には、中田翔選手の左翼席へのソロ本塁打で追加点を挙げた。しかし、6回表に東北楽天の代打・伊藤裕選手のソロ本塁打、7回表に岡島豪郎選手のタイムリーなどで同点に追いつかれ、8回表には小郷裕哉選手の右中間への2点本塁打で勝ち越しを許してしまう。3対5で迎えた9回裏。先頭の梶谷隆幸選手が左中間への二塁打で出塁すると、続く重信慎之介選手の右前安打で無死一、三塁のチャンスを作る。打席には、3番・坂本選手。2球目に重信選手が二盗に成功し、無死二、三塁とチャンスを拡大。2ボールからの3球目を振り抜くと、打球は左中間に飛び込む逆転サヨナラ3点本塁打となった。
坂本選手は自身6本目となるこのサヨナラ弾で、2年ぶりの2桁本塁打の大台に到達した。チームは、前日の対埼玉西武3回戦に続く2夜連続でのサヨナラ勝ちを収め、6連勝を飾った。坂本選手は2016年5月度以来となる、自身3度目の受賞となった。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします
「久しぶりにサヨナラホームランという形で、このような賞をいただけて素直に嬉しいです」
――サヨナラのシーンを改め振り返っていかがですか?
「前のバッター2人が良い形で繋いでくれて、ファンの方がここで打ってほしいという場面で打てたので良かった」
――今年はサヨナラ勝利が多いですが、そのあたりをどう感じていますが?
「最後の最後に試合をひっくり返せるのは、すごく良いことだと思いますし、チームは順位的には良い位置ではないんですけど、1位とあまり差もないですし、こういう試合がもっと増えていけるように選手みんなでやりたいなって思います」
――坂本選手が感じるサヨナラの楽しさは?
「正直自分が打った時より、誰か違う人が打った時の方が楽しいなと思います。自分が打った時は嬉しいというよりかはホッとする気持ちの方が強いので」
――他の選手のサヨナラ打で覚えているのは?
「亀井(善行)さんの敬遠敬遠の次の打席のホームランは、亀井さんの気持ちはなんとなく分かるのですごく印象に残っています」
――現在の状態は?
「打つことに関しては問題なくやれていますし、走る部分や守備で良い状態でないとなかなか誤魔化せないポジションだと思います。今のままじゃまだ時間かかるかなという感じです」
――試合前のルーティーンはありますか?
「トレーニングは最低限...なんとなくであります。しっかりとは決めてないです」
――最近、ハマっていることは何ですか?
「ドラマを観たり映画を観たりすることにハマっていますね。ビリヤードもたまにやったりします」
――最近、オフの日に出掛けたところは?
「サウナにたまに行っています。僕も本当に去年ぐらいからハマりました。水風呂が好きです(笑)」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「本当に毎日たくさんの方が観てくれていると思うので、僕たち選手は最後まで負けている試合でも諦めずに全力でやることが責任だと思います。もっともっとサヨナラヒットやホームランでこの賞をもっと貰えるようにファンの方とともに頑張りたいなと思います」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
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