パ・リーグ 千葉ロッテマリーンズ 角中勝也選手が、7月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
角中選手は、7月24日ZOZOマリンスタジアムで行われた対福岡ソフトバンクホークス13回戦、0対1の1点ビハインドで迎えた9回裏、二死一塁の場面で、右翼席へ劇的な代打逆転サヨナラ2点本塁打を放った。
この試合、千葉ロッテの先発・佐々木朗投手は初回に先制を許すも、粘りの投球で、6回1失点。対する福岡ソフトバンクの先発・石川投手も7回無失点と、両先発投手が好投を見せ、試合は息詰まる投手戦となった。
両チーム得点が奪えないまま、0対1の千葉ロッテ1点ビハインドで迎えた9回裏。先頭の4番・ポランコ選手が、福岡ソフトバンクの守護神・オスナ投手から右翼線への二塁打を放ち出塁すると、続く山口選手の遊ゴロで、一死三塁と一打同点の場面を作る。しかし、後続の岡選手の投ゴロで、三塁走者が飛び出してしまい、挟殺プレーの末タッチアウト。二死一塁となり、敗北のムードが漂う中、千葉ロッテは代打・角中選手を打席に送る。カウント0-1からの2球目。真ん中高めの直球を振り抜くと、打球は右翼席に突き刺さる起死回生の代打逆転サヨナラ2点本塁打。頼れるベテランの一打でチームは2試合連続となるサヨナラ勝ちを収めた。
角中選手はスカパー! サヨナラ賞初受賞となる。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします
「嬉しいです」
――打席の場面を改めて振り返っていかがですか?
「頼むからとりあえず追いついてくれよという感じでネクストにいて、最悪な形で点が入らなかったので、逆に自分からしたらピッチャーもオスナだし『しょうがないか』ぐらいに自分の中では結構割り切っていけました。オスナのモーションは後ろが小さくて差され気味になるので、とりあえず差されないようにということは考えてました」
――チームの現状については?
「上と離されている以上は、AクラスとかBクラスとか関係なく1試合1試合勝ってちょっとでも上と差を縮めることしか今は考えていないです」
――今後の意気込みをお聞かせください
「1試合1試合本当に落とせない、しんどいゲームになってきていると思うので、もう1回1人1人が出来ることをやってチームが勝てれば良いかなと思います」
――試合前のルーティーンはありますか?
「試合で良かったら『明日も同じことしてみようかな』とか、そのレベルなので無いといえば無いです」
――最近、ハマっていることは?
「無いですね。趣味はゴルフぐらいで、シーズン中プレーに行けないのでゴルフクラブだけはシーズン中もちゃくちゃくと増えています」
――最近、オフの日に出掛けたところはありますか?
「ららぽーと。家族で映画を観に行きました」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「いつも試合終了まで観ていただきありがとうございます」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
放送情報
<スカパー!では、シーズン全試合を放送>
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