セ・リーグ 読売ジャイアンツ 門脇誠選手が、9,10月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
門脇選手は、9月17日東京ドームで行われた対東京ヤクルトスワローズ23回戦、2対2の同点で迎えた9回裏、二死一、二塁の場面で、中前へ劇的なサヨナラ安打を放った。
読売は4回表にD.サンタナ選手に本塁打を浴び、先制を許すも、先発・Y.メンデス投手が6回1失点の好投を見せる。好投に応えたい打線は6回裏に丸選手、岡本選手本の本塁打が飛び出し、逆転に成功。1点のリードを保ったまま、9回表は守護神・大勢投手がマウンドにあがったが、中村選手の犠飛により同点に追いつかれてしまう。
2対2の同点で迎えた9回裏、先頭の岡田選手が安打を放ち出塁すると、その後犠打と丸選手の敬遠などで二死一、二塁の好機を迎える。サヨナラ勝利を期待するファンの機運が高まる中、打席にはここまで無安打の門脇選手が向かった。東京ヤクルト・清水投手に対し、追い込まれた後も粘りを見せ、迎えた10球目。鋭くはじき返した打球は二塁手の横を抜け、二塁走者が激走でホームイン。シーズン終盤は二番打者としてスタメンに定着し、活躍を見せた若武者のプロ入り初となる劇的なサヨナラ安打となった。
門脇選手はスカパー! サヨナラ賞初受賞となる。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします
「自分的にもこれだけ試合出て活躍できると思っていなかったので、こういう賞に繋がる一打を打つことができて、本当にうれしく思ってます」
――サヨナラの場面を振り返っていかがでしたか?
「前打者の丸(佳浩)さんが申告敬遠されて自分で勝負というところで、自分も簡単に負けたくないですし、それが結果に繋がって良かったです」
――打撃のこだわりはありますか?
「そんな長打を狙うバッターではないので、しっかりヒットを打つというところを心掛けてセンター返しから逆方向を一年間貫きました」
――来季の目標をお願いします
「今年と変わらず1年間一軍にいるということと、そのうえにショートでレギュラーで全試合出られるようにケガをしない波の無い選手になっていきたいと思っています」
――試合前のルーティーンを教えてください
「球場によって違うんですけど、ホームの場合は12時半から練習が始まるので大体11時くらいには着いて1時間前にはアップを始めてというのは、結構自分のリズム的にはできていました。バッティングが終わってそこから練習したりとかゆっくりしたりとかというのはありますけど、そんなに(ルーティーンを)作らないようにはしています」
――最近ハマっていることはありますか?
「良い景色を見るとか...自然系ですかね。ハマっているほど行っては無いんですけど、行きたいなというのは結構あります」
――各地方に行ったときに景色を観に行きますか?
「全く行ってないです。オフに行きます(笑)」
――最近オフの日に出掛けたところはありますか?
「渋谷とかで 買い物したぐらいですかね。(人は)めちゃめちゃ多いですね。しんどかったです(笑)」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「今年は4位という結果でしたけど、毎試合観ていただき力をもらっています。いつもありがとうございます」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
放送情報
<スカパー!では、シーズン全試合を放送>
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