首位・FC東京の好調の要因は?播戸竜二が古巣・G大阪にエールも

4月21日放送の『平畠会議』J1第8節の回では、司会の平畠啓史とともにゲストに元日本代表の岩本輝雄と播戸竜二に加え、神戸や甲府や活躍した土屋征夫を招へい。週末のJ1について熱い議論が行われた。

まず議案に上がったのは、4月19日に行われた広島vsFC東京の首位攻防戦。試合は2位のFC東京がディエゴ・オリヴェイラの決勝点で1-0と競り勝ち、広島に3ポイント差をつけて首位に浮上している。首位のFC東京は失点数がリーグ2位タイの5失点で、2位の広島は4失点とリーグ最少失点を誇っているが、岩本は「やはり守備が強いチームが上位にいる」と上位陣を分析。

好調なFC東京について、ゲストが揃って得点ランク首位タイのディエゴ・オリヴェイラを絶賛する一方で、岩本は「DFライン4枚とボランチ2枚を含めて、守備が本当に安定しているので、そうそう崩れないですよ。右SBの室屋(成)は攻撃が持ち味ですけど、今は守備も本当に激しいです。左SBの小川(諒也)も非常に良い選手ですし、CBも強い。ある程度は上に行くんじゃないですかね」と守備陣も高く評価した。

一方で敗れた広島には、城福浩監督をはじめ、佐々木翔や柏好文など、土屋の甲府時代の元チームメイトが数多く在籍している。土屋は、広島のある選手と連絡を取った際の内容について「去年はリーグ中盤あたりからグッと落ちていきましたけど、そういった危機感も持ちながらやっていると言っていました。今節は負けてしまいましたけど、引き分け以上のものを残していくというやり方が、城福さんのスタンスにはあると思います」と明かした。

次に議題に上がったのは、4月20日に行われたG大阪vs大分の一戦。試合は前半に大分のオナイウ阿道が先制点を挙げるも、後半にG大阪が遠藤保仁のゴールで追いつき、1-1の引き分けに終わった。G大阪は前半こそ攻めあぐねる展開が続いたが、後半に攻勢を強め、最終的にはホームで今季初の勝ち点を手にした。試合後の記者会見では、宮本恒靖監督に「後半のような戦いを前半からできたのでは?」との質問があった。

90分を通しての戦い方にメディアからも不満があったようだが、播戸は古巣の戦いぶりについて「いちOBとしては、もっとアグレッシブなサッカーをやってほしい」と本音を漏らした。

「宮本監督は、前半にやったら後半にもたないという判断があったと思います。でも、後半にもたないのであれば、また頑張ればええんちゃう、とシンプルに思っちゃったんです(笑)。とはいえ、ホームで勝ち点を取れていなかった中、勝ち点1を取れたので作戦通りだったかもしれないですし...」

一方で大分は、昇格組ながら開幕から好調をキープし、4位に位置している。岩本は「どこのチームとやってもポゼッション率が高い」と、大分のスタイルについてコメント。また、土屋は「ポゼッションがピックアップされがちだが、3バックの守備の固さもぜひ見てほしい」と語っており、ゲスト陣は攻守両面で大分を高く評価した。

岩本が「形をしっかり持っている」と口にする大分に対して、播戸は「そうなんですよ。だからこそ『目指すべきサッカー』を(G大阪にも)やり続けてほしいんです」と、語気を強めて古巣にエールを送った。

J1リーグ開催週の日曜日 21:00~から生放送されている『平畠会議』。次回のJ1第9節の回は、4月28日(日) 21:00~放送スタートの予定となっている。

この記事の全ての画像を見る

放送情報

平畠会議

放送日時:4月28日(日) 21:00~

チャンネル:スカサカ!

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード