4時間30分の激闘に終止符 阪神・高山俊の劇的満塁弾に「スカパー!サヨナラ賞」

セ・リーグ 阪神タイガース 高山俊選手(※「高」は正しくは「はしご高」)が、5月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

5月29日、阪神甲子園球場で行われた対読売ジャイアンツとの9回戦、両者譲らず引き分け目前の延長12回裏、阪神は1死満塁のチャンスで代打・高山が、ライトへ劇的な代打サヨナラ満塁ホームラン。4時間30分の死闘に終止符を打った。

高山選手のサヨナラ打は2016年5月21日対広島8回戦以来自身2度目で、サヨナラ本塁打は初。本拠地での巨人戦の連敗を9で止める大きな一打となった。

インタビューに答える高山選手

―― 5月度の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想を。

「この度は、5月度のサヨナラ賞ということで、大変嬉しく思います。」

――ヒーローインタビューでは「自分が打ったかよくわからない」と言っていたが、実感はいつ頃わいた?

「次の日の新聞を見たり、そういうところでしか実感がなくて。ホームに帰る前にチームメートが輪を囲んで待っていてくれたんですけど、それはテレビでしか見たことがなかったので、不思議な感じでした」

――ファンの大歓声というのはどのように聞こえていた?

「今までで一番やっぱり凄かったんじゃないかと思いますね」

――相手が巨人。伝統の一戦でのあの打席は、どういう意識で入った?

「やっぱり阪神タイガースはジャイアンツには勝ちたいと、ファンも僕らも思ってやっていますし、そういう試合でああいう1本が出たっていうのは、チームにとってもファンにとっても僕にとっても大きかったんじゃないかと思います」

――あの一打が今シーズン初打点。その後2週間で10打点と、復調のきっかけになった?

「結果的に言えばそうなると思いますし、なかなかうまく行かないシーズンでしたけど、少し気が楽になった一本かなと思います」

――6月は月間打率3割以上と好調が続いているが。

「本当に苦しい時期を味わっているので、おごらずというか、毎日毎日気持ちをリセットして臨みたいと思います」

――打席に立つ前のルーティーンは?

「皆さんいろんなルーティーンがある選手が多いですけど、僕は本当になくて、逆に何か作らず、打席に臨んでいるっていうのが正直なところです」

――ところで、休みの日は、どのようにリフレッシュしている?

「時間に縛られるのがあまり好きじゃないんですよね。時間を決めずに動けるのは休みしかないので、目覚ましもかけずに、何も予定も入れずに過ごしますね」

――遠征で移動するときの時間の過ごし方は?

「新幹線が多いので、よくファンの人からアイマスクみたいなものを頂いたりするんですけど、そういうのを付けて音楽を聴いています。寝ていたら意外に時間が経っているみたいな・・・」

――どんな音楽を聴いている?

「洋楽を聴いたり、邦楽を聴いたり。ほとんど寝ているので、あまり分らないですけど・・・(苦笑)。何か聴いていますね、常に。」

――賞金30万円が入りますが、使い道は?

「どうしようかな...ちょっと今から考えます。もらってから考えます」

――福留選手も復帰して、ますます外野手の争いが激しくなってきたが...。

「走攻守全部ですけど、やっぱり一番はバッティングなので、バッティングで一打席一打席集中して、 結果を出して、アピールしていきたいなと思います」

――あらためて今シーズンの目標を。

「細かい数字とかはないですけど、一試合一試合、出場する機会があれば、その日その日でいい結果を残せればいいかなと思います」

――最後に。スカパー!で試合終了まで視聴し、応援しているファンの方に向けてメッセージを。

「僕が打ったホームランは延長12回だったんですけど、本当に夜遅くまで、最後まで応援してくれたファンのおかげで、打つことができたかなと思います。」

※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー! 」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、スカパー!が本賞へ協賛。
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