6月23日放送の『平畠会議』J1第16節の回では、司会の平畠啓史とともにゲストに土屋征夫、安永聡太郎、佐藤悠介を招へい。週末のJ1について熱い議論が行われた。
今回議案に挙がったのは、6月22日に行われた神戸vs大分の一戦。試合は神戸が2-1とリードして前半を折り返すも、後半終了間際に小林成豪のゴールで大分が追いつき、2-2の引き分けに終わった。
神戸はトルステン・フィンク監督体制になって2試合目を迎えたが、前節のFC東京戦で決勝点を挙げたアンドレス・イニエスタが欠場。代わってセルジ・サンペールがボランチで先発出場した。
試合後の記者会見で、フィンク監督は「もちろん(アンドレス・)イニエスタがいれば、当然私たちのボール支配率も高かったと思う。ただ、私たちのほうが試合を支配していた印象がある」と、イニエスタ不在の中でも主導権を握れた手応えを口にした。
試合開始から神戸は積極的にプレスを仕掛けると、6分には高い位置でボールを奪い、ダビド・ビジャのゴールに繋げる。先制直後の8分にはオナイウ阿道に同点弾を許したが、26分に再び前線でのプレスが功を奏し、ウェリントンのゴールで勝ち越し。
しかし、後半終了間際にはDFラインからの一本のパスで崩され、土壇場で失点。安永は神戸の前半の戦いぶりを「非常に整理されていた」と評価した一方で、この失点には苦言を呈した。
「失点シーンでは、神戸はボールよりも後ろに11人がいた。ただ、人数がいることで安全と思ってしまって、信じられないようなシーンを生み出してしまった。常勝していくためには、この試合を良い教訓にできるかどうか」
前節は宮大樹と大崎玲央がCBを組んだが、今節は大崎に代わってダンクレーが先発出場。現役時代にCBでプレーしていた土屋氏は「やはり最終的に逃げ切るには、後ろから見えているCBが中心になって構築しないと」と失点シーンを振り返った。
その上で、23歳の宮には「素晴らしい外国人選手がたくさんいる中で、言いにくいこともあるかもしれない。それでも、チームが勝っていくためにリーダーシップを取っていってほしい」と期待を寄せた。
惜しくも勝ち点3を逃したものの、神戸は泥沼の7連敗からチームを立て直し、直近4試合は負けなし。今節のような試合で最後に勝ち切れるかが、今後の上位進出への鍵となりそうだ。
J1リーグ開催週の日曜日21:00~生放送されている『平畠会議』。次回のJ1第17節の回は、6月30日(日)21:00~放送スタートの予定
放送情報
平畠会議
放送日時:6月30日(日) 21:00~
チャンネル:スカサカ!
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