頭角を現した永原和可那松本麻佑のナガマツペア、女子ダブルスの大激戦から目が離せない!

松本麻佑、永原和可那ペア
松本麻佑、永原和可那ペア

1年後に開幕が迫る東京五輪へ向け、日々熾烈な出場権争いが行われているが、中でも最も過酷と言われている競技種目の一つが、世界ランキング(7月9日付)で日本勢がトップ3を独占しているバドミントン女子ダブルスだ。

2019年4月29日から2020年4月26日のBWFワールドツアーで獲得したポイントから算出されたランキングによって決定するオリンピック出場権。ただし1ヶ国・地域につき、各種目2名・2ペアまでという制限が課されており、有力選手が台頭する日本女子ダブルスでは、例え世界ランキング3位であっても出場できないという狭き門なのだ。

リオ五輪金メダリストの高橋礼華(※「高」は正しくは「はしご高」)&松友美佐紀の"タカマツ"ペア、2017年と2018年の全日本選手権を連覇している福島由紀&廣田彩花の"フクヒロ"ペアなど、過去に類を見ない層の厚さを見せている中で、現時点(7月9日付)で世界ランキングのトップに君臨しているのが、突如として頭角を現した永原和可那&松本麻佑の"ナガマツ"ペアだ。

永原と松本は高校卒業後に入部した北都銀行バドミントン部の同期としてペアを組むようになり、2018年にA代表入りを果たすやいなや、初出場した世界選手権で、3回戦ではタカマツペアをストレートで下すと、決勝では過去6戦6敗と相性の悪かったフクヒロペアをフルセットの末打ち破り、日本勢41年ぶりの世界選手権制覇を達成。まさに世界を驚かせた。

ナガマツペアの強みは、永原が170cm、松本が177cmという高身長ゆえに、高い打点から繰り出されるスマッシュ。日本人らしいラリーの駆け引きではなく、身長を活かした強打を徹底的に打ち込みまくる若さあふれる攻撃力が持ち味だ。勢いのあるスタイルそのままに、今年に入っても、シーズン初のスーパー1000大会である全英オープン(3月6~10日開催)で準優勝、シンガポールオープン(4月9~14日)では優勝と、ポイントの高い大会で結果を残し、遂にトップの座に上り詰めるなど、いま最もノリに乗っているペアなのだ。

松友美佐紀、高橋礼華ペア

写真:AP/アフロ

そんな彼女たちの激闘の様子を楽しめるのが、J SPORTSにて1回戦から決勝まで注目試合を放送する「バドミントン ワールドツアー ジャパンオープン2019」(7月23日(火)〜28日(日)開催)だ。東京五輪本番会場を使用し、五輪の選考も兼ね、世界中の強豪選手たちがしのぎを削る重要なこの大会で、果たしてナガマツペアは強さを発揮し五輪へ向け弾みをつけるのか?はたまたフクヒロペア、タカマツペアが待ったをかけるのか?日本勢のぶつかり合いから目が離せない。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

バドミントン ワールドツアー ジャパンオープン2019
放送日時:2019年7月23日(火)9:50~
チャンネル:J SPORTS 1、J SPORTS 2
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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