カーリング、ロコ・ソラーレ(吉田夕梨花、鈴木夕湖、吉田知那美、藤澤五月)は磨きをかけた強さを見せられるか

ロコ・ソラーレ
ロコ・ソラーレ

2018年の平昌五輪での銅メダル獲得はもちろん、2018年流行語大賞にも選ばれた「そだねー」でも一躍の注目競技となったカーリング。平昌五輪の代表チーム、ロコ・ソラーレが8月1日(木)〜4日(日)に開催される「どうぎんカーリングクラシック2019」に出場。テレ朝チャンネル2では予選2日目から最終日の模様を生中継する。

トリノ、バンクーバー、平昌と五輪3回出場という輝かしい経歴を持つ本橋麻里が代表理事を務めるロコ・ソラーレは、2010年に結成された新しいチーム。現在も活躍する鈴木夕湖、吉田夕梨花を含む5名でスタートすると、デビューシーズンの日本カーリング選手権でいきなり3位、その後も優勝戦線に絡み続けるなど躍進した。

今年2月に開催された日本カーリング選手権大会でのロコ・ソラーレ

(C)JCA IDE

ソチ五輪日本代表決定戦では、決勝進出を賭けたタイブレークで藤澤五月率いる中部電力に敗れ出場を逃すが、その後、2014年に吉田知那美が、2015年に藤澤が加入し現在のメンバーとなると、その勢いは一気に増し、2016年日本カーリング選手権では初優勝、その直後の世界選手権では銀メダル。そして平昌五輪銅メダル獲得という輝かしい成績を収めてきた。世界選手権、そして五輪のメダル獲得は男女を通じて日本初の快挙だった。

日本中を熱狂させた五輪の後も、試合における戦術を組み立て、指示するスキップの藤澤を中心に、ワールドカップ初優勝やパシフィックアジアカーリング選手権準優勝など、ロコ・ソラーレは世界を相手にした戦いで好成績を収めてきた。中でも藤澤は、山口剛史とペアを組んでいるミックスダブルスでも躍進し、2018年のミックスダブルス日本選手権大会では初出場にも関わらず、無傷の全勝優勝。さらに日本代表として挑んだ世界選手権でも、日本代表史上最高の5位入賞。2019年の日本選手権でも連覇を達成するなど、正確かつ攻めのショットにさらに磨きをかけてきた。

中部電力
中部電力

(C)どうぎんクラシック2018

目覚ましい活躍ぶりの一方で、近年では、平昌五輪代表だった両角友佑をコーチに迎え成長著しい中部電力には日本選手権大会で3戦3敗するなど、苦杯も喫したロコ・ソラーレ。しかし藤澤は、自分たちのやりたい作戦と対戦相手を分析して戦うという、さらなる進化のための助走と捉えているようで、今季その結果が花開くのかにも注目だ。

北海道銀行
北海道銀行

(C)どうぎんクラシック2018

ワールドツアーの正式タイトルに名を連ねた「どうぎんカーリングクラシック2019」は、中部電力をはじめ、ソチ五輪代表の北海道銀行や世界各国の強豪がひしめく、実力を測るにはうってつけの大会だ。2020年の東京五輪にスポットが当たりがちだが、早くも2022年の北京五輪への戦いの火蓋が切って落とされるカーリングからも目が離せない。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

どうぎんカーリングクラシック2019 <生中継>
放送日時:2019年8月2日(金)12:25~ほか
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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