いよいよ東京五輪開幕まであと半年あまり。メダル獲得を目指すサッカーU-23日本代表のエースとして期待されるのがフル代表でも活躍している堂安律だ。2017年にオランダに渡り、昨年夏に名門チームのPSVアイントホーフェンへ移籍した堂安は、ビッグクラブへのステップアップを目指す有望な若手選手がひしめくオランダ・エールディヴィジで激しい戦いを繰り広げている。そんなオランダ・エールディヴィジの熱戦の模様がフジテレビONE・TWO・NEXTで放送中だ。
■ガンバ大阪史上最年少でJ1リーグ戦デビュー
兄の影響で3歳からサッカーを始めた堂安は、小学4年の時にセレッソ大阪のセレクションに落ち、「セレッソからオファーの来る選手になって、1秒で断るのを目標にした」というほど、幼少時から負けん気の強い選手だった。中学入学時の2011年には実際にセレッソのオファーを断って、ガンバ大阪のジュニアユースに入団。2012年には史上初となるU-15年代全国3冠を達成している。高校2年になるとトップチームに帯同し、2015年6月には16歳11カ月のクラブ史上最年少でJ1リーグ戦デビュー。2016年にはAFC U-19選手権の日本代表に選出され、チームを優勝に導き、大会MVPに輝いている。その活躍もあり、2016年のアジア年間最優秀ユース選手賞を受賞した。
■オランダに移籍し、日本代表でも大活躍
2017年4月にJ1で初ゴールを決めた堂安は、6月に19歳でオランダのFCフローニンゲンへ移籍。すぐにレギュラーの座をつかみ、1シーズン目からリーグ戦9ゴール、カップ戦1ゴールをあげる活躍を見せた。2018年には森保一監督率いる日本代表にも選出され、9月のコスタリカ戦でフル代表初出場を果たし、10月のウルグアイ戦で初ゴールを記録。2019年にはAFCアジアカップにも出場し、計2ゴールをあげて日本の準優勝に貢献し、FIFAによる大会ブレイクスターの1人に選ばれている。そして昨年8月に、オランダリーグ優勝21回を誇るPSVアイントホーフェンへ移籍。9月に初ゴールを決め、名門チームでもレギュラー争いを繰り広げている。
■"マラドーアン"が東京五輪へ向けさらに加速!
172cmと小柄ながら、鋭いドリブル突破から、絶妙なコース取りでカットインし、ゴールを狙うプレースタイルが、サッカー界のスーパースター、ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン)を彷彿とさせることから、"マラドーアン"と呼ばれる堂安律。プレーはもちろんのこと、その言動は常にファンを引きつけ、髪型やファッションにもこだわりを見せ、強気のコメントを連発する姿は、若き日の本田圭佑を想起させる。「世界中のどこを歩いてもバレるような選手になりたい」と、大きな夢を持つ堂安。オランダでさらなる飛躍を果たし、東京五輪ではチームのエースとして日本をメダル獲得に導くことが期待される。
Profile
堂安律(どうあんりつ) 1998年兵庫県生まれ。2015年にガンバ大阪でJリーグデビュー。2017年にオランダのFCフローニンゲンへ移籍した後、2019年にはPSVアイントホーフェンへ。日本代表では通算3得点をマークしている。
文=エンターバンク
放送情報
オランダ エールディヴィジ 19/20シーズン
第20節 PSV(堂安所属)vs トゥヴェンテ
放送日時:2020年1月27日(月)0:35~
チャンネル:フジテレビONE スポーツ・バラエティ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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