身長は188㎝、最高到達点343㎝から放たれる強烈なスパイクだけでなく、中学時代のリベロ経験があり守備力にも優れており、"オールラウンダー"な高橋藍(たかはし らん※「高」は正しくは「はしご高」)。小学校2年よりバレーボールをはじめ、2020年全日本高等学校選手権大会では、在籍する東山高等学校初の優勝に貢献。現在は、日本体育大学在学中、2020年度日本代表登録選手であり、今後も活躍が期待されている。京都出身の19歳の彼に、プライベートやのバレーボールの魅力について語ってもらった。
――バレーボールをはじめたきっかけは?
「兄が『バレーボールをしたい』って言い始めて、1年くらい言い続けたことで親も本気だなってことで兄がバレーボールを始め、自分が(練習や試合に)ずっとついて行くことが多くかったんです。兄の所属していたチームはメンバーの人数がギリギリで、小学校2年のとき、練習試合を見に行ったら休みのメンバーがいて一人足りないっていう状況のときに自分がいたので監督さんに『お前、試合に出ろ』って言われたこともあり、やってみたら楽しく、親からの勧めもあってバレーボールを始めたのがきっかけですね。兄は今、日本大学でバレーを続けているので、兄弟対決が楽しみです」
――バレーボール界(スポーツ界)で注目している選手は?
「今年から全日本代表合宿に選ばれて、石川(祐希)選手と会ったんですけど。石川選手の私生活などから"アスリートの意識の高さ"っていうのが自分にとって刺激になりました。食事面のこんなところまで自分の身体に気を遣っているんだとか、そういう部分を見て、石川選手は尊敬できるプレイヤーでもありますし、超えたいなって思うライバル選手です。自分も世界に行くのが目標なので、イタリアでのバレーの話とかを聞いて、自分のバレーに生かしたいなと思って、石川選手といろいろ喋ってました」
――大学生バレーボールの魅力は?
「選手とお客さんとの関わりがしやすくて、思っている以上に自由にお話しできますね。高校時代と比べるとファンの人たちと交流ができるのかなって思います。交流をしていく中で、応援してくださる方が一緒に戦ってくれるというか、応援がすごく力になるんで、お客さんとの一体感を感じる機会が大学では多いなって思います」
――気合を入れる時の勝負飯があれば教えて下さい
「高校のときは、試合の前の日は緊張もあって、あまり食べれないこともあったんですけど、自分が好きな"お母さんの作るハンバーグ"をよく食べたりしていましたね。お母さんが作るハンバーグが一番美味しいですね(笑)」
――ご実家にはよく帰られるんですか?
「コロナで大学が解散になって、代表も解散になったので、2か月くらい家族が全員揃う時期があって。今までずっとバレー尽くしだったので、あまり家でゆっくりするっていうことはなく...懐かしい、小さい頃のようにすごくゆっくりできる時期があったので良かったです」
――オフの日はどんなことをして過ごしていますか?
「練習を毎日やっていて、一日のオフなので、身体を休めることが基本的に多いですね...身体のケアとかに治療に行ってます。今はあまり、外に行けない状態なんですけど、こういう時期じゃなかった時は、外に遊びに行ったりとか気分転換で色々散歩とか、買い物行ったりしてましたね」
――現在の目標は?
「今後の目標としては、小さいころからの夢だったオリンピック選手になってメダルを獲りたいっていうのが一番の目標です。あとは、少しでも早く世界(イタリアとか)に行って、レベルの高いプレーを早く経験できたらいいなと思っています。今は各選手がイタリアに集まっているので、イタリアが一番レベルが高いというか...日本のバレーのリーグとかよりも盛り上がりも違うって聞くので、早くそういうのを知りたいなって思いますね」
高橋藍プロフィール
2001年9月2日生まれ。京都府京都市出身。兄の影響で小学2年よりバレーボールをはじめ、京都市立蜂ヶ岡中学校に在学時、全日本中学校選手権大会に3年連続出場(2年時は優勝)。東山高等学校に在学時は、2019年インターハイ3位、2020年全日本高等学校選手権大会で優勝を経験。現在、日本体育大学在学中。2020年度日本代表登録選手。
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