阪神の新キャプテン・大山悠輔がチーム35年ぶりのホームラン王を目指す!

3月26日(金)の開幕に向けて、各チームが着々と準備を進めるプロ野球。今季もスカイAでは、阪神タイガースのキャンプの模様やオープン戦を生中継。そんな16年ぶりのリーグ優勝を目指す阪神のキーマンとなる、4番打者を務めるのが若き主砲・大山悠輔だ。

■サプライズのドラフト1位でプロ入りし、着実に成長

小学生で野球を始めた大山は、地元・茨城県のつくば秀英高校へ進み、投手兼遊撃手として高校通算27本塁打を放つも、甲子園に出場することはできなかった。そして、プロ入りの夢を実現させるため栃木県の白鷗大学へ進学。1年の春から三塁手として活躍し、4年の春には関甲新学生野球リーグ新記録の8本塁打、タイ記録の20打点をマークして2冠王に輝いた。大学日本代表にも選ばれたものの、全国的に有名な選手ではなかったため、2016年のドラフト会議で阪神が単独1位指名した際は、驚きの声が上がった。

プロ入り後、2017年6月に1軍デビューを果たすと、7月のヤクルト戦でプロ初安打を決勝ホームランで記録し、初打点もマークした。9月には球団史上101人目の4番打者に抜てきされ、中日戦でホームランを記録。阪神のルーキーが4番打者としてスタメン起用されるのは53年ぶり、ホームランを放ったのは史上初の快挙だった。そして、2018年には11本塁打、48打点、2019年には全143試合に出場し、チームトップの14本塁打、76打点と、主砲として着実に成長していった。

(C)阪神タイガース

■昨季は強打爆発で本塁打2位、打点3位など大きく飛躍

完全開花を期待されて迎えた昨年は、打率.378でオープン戦の首位打者に輝いたものの、コロナ禍の延期で調子を落とし、6月の開幕戦はベンチスタートとなった。しかし、7月に外国人選手のマルテが負傷すると、代わりに入った大山がすかさずホームラン。その後は4番に定着し、9月の横浜DeNA戦では自身初の満塁弾を含む2打席連続ホームランを放った。そして、終盤まで巨人の岡本和真らとホームラン王を争い、10月には一時トップにも立った。最終的には打率.288(リーグ11位)、28本塁打(同2位)、85打点(同3位)、長打率.560(同2位)と、いずれもキャリアハイの成績を残した。

大山覚醒の要因は、打撃フォームの改良と、気持ちの余裕にある。前年よりバットのヘッドを投手方向に傾けて大きく構え、懐を深くし、スタンスを狭めて背筋を伸ばし、スイングの始動を速めた。これにより、初球からでも思い切りフルスイングできるようになったのだ。また、相手投手の傾向などをしっかり分析し、試合前に頭の中でシミュレーションし、打席に入っている。準備を入念に行うことで、気持ちの余裕も生まれた。

■今季は新キャプテンとしてチームを同じ方向に向かわせる

福留孝介、藤川球児、能見篤史と、ベテラン選手がチームを去り、大きく若返った今季の阪神。大山は矢野燿大監督から新キャプテンに指名された。「優勝を目標にしているので、チーム全員が同じ方向を向けるよう、まずは自分がしっかり引っ張っていきたい」と意気込んでいる。"超えるのは昨日の自分"を座右の銘にしている大山が、1試合1試合、昨季以上に本塁打を積み重ね、1986年のランディ・バース以来となる阪神のホームラン王に輝けるか注目だ。

文=田口裕(エンターバンク)

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放送情報

猛虎キャンプリポート2021
放送日時:2021年2月14日(日)11:00~ほか
スカイAスタジアム 阪神タイガースオープン戦
放送日時:2021年3月9日(火)12:45~ほか
チャンネル:スカイA
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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