千葉ロッテマリーンズ・森遼大朗選手が7月度「スカパー!ファーム月間MVP賞」を受賞した。この賞は、その月のファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍が期待される選手を称えたもの。
森選手は7月度、3試合に先発登板。20日の対北海道日本ハム戦では、1安打、10奪三振で、入団後、自身初の完封勝利を挙げた。また、月間21投球回で21奪三振をマークするなど、月間首位(9勝3敗1分)のチームをけん引する活躍を見せた。現在も活躍を続ける森選手に、好調の要因からプライベートな部分までインタビューを行い、素顔に迫る。(※取材は8月20日)
――今回の「スカパー!ファーム月間MVP賞」受賞の感想をお願いします
「本当にびっくりしています。受賞できるなんて思ってもなかったです。自分は毎試合毎試合、良いピッチングだけをしようと思っていたんで、そこで自分の頑張りが認められて、選出されたっていうのはサプライズみたいな形でうれしかったですね」
――いつもより活躍できたなっていう実感はありましたか?
「7月はたまたまいいピッチングが続いていたというか、初めて完封勝利もできたし...本当、たまたまが重なって選出して頂いたのかなと」
――7月のご自身の成績を振り返ってみていかがですか?
「7月は長いイニングも投げれていたと思いますし、3試合投げて3勝勝ちが付いたっていうのもよかったなって。そこも周りには感謝しなきゃいけないなと思います」
――好調だった要因はなんでしょうか?
「そんなに特別なことは何もなくて、普段通りっていう感じです」
――森選手といえば、美しいフォームが特徴的だと思いますが、ピッチングされる際にどのようなことを意識されていますか?
「ちゃんと一本足で立って、そこから急がずに投げることを意識しています」
――投球を参考にされている方はいらっしゃいますか?
「石川(歩)さんは、すごいフォームがきれいなので、キャッチボールも見てお手本にしています」
――アドバイスを積極的にくれる先輩はいますか?
「よくアドバイスくれるのは、南(昌輝)さんや大嶺(祐太)さんです。石川さんもキャッチボールをする際に話したりします」
――声をかけられた中で、1番印象に残っている言葉を教えてください
「『体幹で投げろ』って、大嶺祐太さんに色々とアドバイスもらっている時に言われて、難しいなって思いながらやっていたんですけど、今はその感覚がわかってきた気がします」
――最近の調子はどのように感じていますか?
「2週間くらい登板間隔が空いて、ちょっと疲れもたまってきていた時にタイミングよく空いたので、そこはプラスに捉えて、疲れを取る期間という事で時間はたくさんあったので自分のやりたいように過ごしました」
――最近、積極的に取り組んでいることはありますか?
「今年はブルペン入った時に、必ずバッターボックスに打者を立ってもらって、試合を想定しながら投げるっていうのを続けています。そこは良い傾向に出ているのかなと思います」
――印象に残っている選手はいらっしゃいますか?
「2年くらい前、マリンスタジアムで2軍の試合があったんですけど、その時楽天戦で先発させてもらって、相手ピッチャーが岸さんでした。1軍のピッチャーと投げ合えたのはすごく印象に残っていますが、結果はあまり良くなかったです」
――今まで、対戦した打者で印象に残っている選手はいますか?
「中田翔さん(読売ジャイアンツ)と大田(泰示)さん(北海道日本ハムファイターズ)ですね。初めて対戦させてもらって、1軍のバッターを相手に投げる機会っていうのはそんなにないので、自分にすごくプラスになりました」
――後半戦、力を入れていきたいことはありますか?
「今、勝利数でトップという成績ですが、8勝で止まっているので、10勝できたらいいなと思っています。あとは防御率を少しでも下げていきたいです」
――小さい頃の夢は何でしたか?
「小さい頃から、プロ野球選手になりたいなとは思っていました」
――子供の頃、憧れていた選手はいますか?
「テレビではいつもジャイアンツ戦が中継でやっていたので見ていました。どの選手というより、チーム全体を応援していました」
――チームで仲の良い選手はどなたですか?
「大体、仲良いですね(笑)」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「後半戦もしっかり、怪我せずに投げ切って、ファームですけどタイトルを狙って、自分の良い所を出してやっていければと思います」
※「スカパー!ファーム月間MVP賞」とは?
「スカパー!ファーム月間MVP賞」は、各月度のイースタン・リーグ及びウエスタン・リーグのファーム公式戦を通して成績優秀な若手で飛躍を期待する選手を、各リーグから1名ずつNPBが選出し表彰したもの。
スカパー!は、プロ野球12球団公式戦全試合を実現するだけでなく、ファームの試合中継にも取り組み、ファームの注目選手を表彰する本賞を認知されることで、より多くのファンにプロ野球の魅力を伝え、プロ野球界発展の一助になればと考え、2017年シーズンより協賛。
文=HOMINIS編集部
放送情報
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