ヤクルト次世代のエース・奥川恭伸が逆転優勝を目指しフルスロットル投球へ!

奥川恭伸
奥川恭伸

いよいよシーズン終盤に入ったプロ野球ペナントレース。フジテレビONEで全主催試合が生中継されている東京ヤクルトスワローズは、巨人、阪神と激しい優勝争いを展開している。リーグ制覇、そしてクライマックスシリーズへ向けて期待を集めるのが、プロ2年目で先発ローテーション投手として活躍している奥川恭伸だ。

■星稜高校で甲子園準優勝を果たし、ドラフト1位でヤクルトへ入団

石川県かほく市出身の奥川は、小学2年で野球を始め、中学3年時には全国中学軟式野球大会で優勝を飾った。松井秀喜(元巨人、ニューヨーク・ヤンキース)らを輩出した地元の名門・星稜高校に進んだ奥川は、2年春から4季連続で甲子園へ出場。3年夏には優勝候補として臨み、3回戦で強豪の智辯和歌山高校と激突。試合途中に足がつる場面もあったが投げ続け、延長14回、165球の完投で23三振を奪い、チームのサヨナラ勝ちを呼び込んだ。前年夏の済美高校(愛媛)戦で足がつってマウンドを降り、チームが逆転負けした後悔があったため、再度アクシデントに見舞われながらも力投を続けたのだ。その後も勝ち進み、自責点0のまま決勝戦へ進出。だが、最後の舞台は疲労の蓄積で打ち込まれ、履正社(大阪)に敗れて準優勝に終わった。そして2019年のドラフト会議でヤクルト、巨人、阪神から1位指名を受け、抽選の結果、ヤクルトへ入団することになった。

(C)ヤクルト球団

■今季4月にプロ初勝利をマークし、後半戦は"開幕投手"を務める

ルーキーイヤーの昨年は右ひじの不安などもあり、2軍でじっくり調整。それでもシーズン終盤に1軍へ上がり、シーズン最終戦となった11月10日の広島戦でプロ初登板初先発。3回までに9安打を浴びて5失点で敗戦投手となり、ほろ苦いプロデビュー戦となった。そして今季は開幕から先発ローテーション入りし、4月8日の広島戦でプロ初勝利をマーク。1回にいきなり4失点し、2回途中で雨のため54分間も中断する荒れた展開だったが、2回以降は1失点に抑える力投を披露。試合中に、投球動作に入る際のグローブの位置を胸の前からベルト付近に変更し、しっかり腕を振るフォームに修正する対応力の高さを見せての勝利だった。

その後も好投を続け、東京五輪によるリーグ中断後の後半戦初戦では"開幕投手"に指名された。8月15日のDeNA戦で7回1失点、9奪三振で5勝目をマーク。地元(石川)に近い新潟での開催で、観戦に訪れた両親の前での嬉しい勝利となった。8月いっぱいまでの成績は5勝3敗、防御率3.89と、十分合格点の数字を残している。

(C)ヤクルト球団

■四球で崩れることがほとんどない抜群の制球力が最大の武器

最速155㎞/hのストレート、切れ味鋭いスライダーを武器にする奥川の最大のストロングポイントは高い制球力だ。8月まで計12試合に先発し、与四球0が7試合、1四球が3試合と、抜群のコントロールを誇っている。四球でリズムを崩すことがほぼなく、テンポ良く投げられていることが勝利につながっているのだ。

今季11勝を挙げている宮城大弥(オリックス)や、高校時代に163㎞/hを投げた佐々木朗希(千葉ロッテ)など、同期のライバルには負けられない奥川。これまでは中10日以上の登板間隔で、投球数は90球前後までと、将来を見据えて大事に使われてきた。だが、逆転のリーグ優勝、そしてクライマックスシリーズへ向け、ヤクルトには奥川の活躍が不可欠。今後リミッターを解除し、フルスロットルのピッチングを見せてくれるのだろうか。高津監督の起用法にも注目だ。

文=田口裕(エンターバンク)

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放送情報

SWALLOWS BASEBALL L!VE 2021 東京ヤクルト vs 中日
放送日時:2021年9月24日(金)17:20~
チャンネル:フジテレビONE スポーツ・バラエティ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

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