パ・リーグ 北海道日本ハムファイターズ 高濱祐仁(※「高」は正しくは「はしご高」)選手が、7、8月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞した。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。
7月6日、旭川スタルヒン球場で行われた対埼玉西武ライオンズ10回戦、3対3の同点で迎えた9回裏、2死1塁の場面でセンターフェンス直撃のサヨナラ二塁打を放った。
北海道日本ハムは1点ビハインドの3回裏、清水選手と王選手の本塁打で逆転に成功。しかし、4回表に1点差にされると、8回表に守備の乱れから同点に追いつかれ、試合は振り出しに。雨が激しさを増す中、試合は最終回に突入。北海道日本ハムの守護神・杉浦投手が上位打線を三者凡退に抑え、負けをなくすと、その裏、埼玉西武のマウンドには開幕から39試合連続無失点のプロ野球記録を更新中の平良投手。先頭打者が出塁するもあとが続かず2死1塁で打席には髙濱選手。カウント1-2と追い込まれながらも5球目を捉えた打球はセンターフェンスを直撃し1塁走者が一気に生還。値千金のサヨナラ打で劇的な幕切れとなった。
高濱選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。
――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします。
「このような賞をいただけて、とてもうれしく思います。球界を代表する投手から打てて、とてもうれしかったです。ありがとうございます」
――旭川での劇的な場面でという事ですが、改めて試合を振り返ってみて、いかがでしょうか?
「あの打席に入る前までは、全然打てなかったんですけど、あの打席だけは自分の中で打てそうな気がしてたんで、結果に繋がって良かったと思います」
――打った瞬間は、どのような感情でしたか?
「打った瞬間は、頼むから抜けてくれ!(淺間)大基、しっかり走ってくれ!!って思っていました」
――39試合連続無失点のプロ野球記録を更新中だった平良投手から打ったというのはどのような気持ちでしたか?
「日本記録を持っている投手から打てたということは、自分の中ですごく自信になりました」
――今シーズン、プロ初のホームランもあり、飛躍の1年になったと思いますが、今後はチームでどんな役割で活躍したいですか?
「若い選手が多いので、どんどん元気だとか、全力疾走だったり、そういう所をしっかりやって、あとはチャンスで打点を稼げるようなバッターになりたいです」
――チームは苦しい状況にありますが、残りのシーズンに向けて意気込みをお願いいたします
「全試合勝つという気持ちで、一生懸命やるだけだと思います」
――プロ野球選手になって良かったと思う瞬間は、どんな時ですか?
「一軍の舞台に立って、初ヒットや初ホームランなど『初』っていうのが達成できた時が、一番良かったなと思います。ファンの方の喜んでいる姿を見ると、プロ野球選手になって良かったと思います」
――オフの日は何をして過ごすことが多いですか?
「いつもより長く寝たり、Netflixを見たり、ゲームをして過ごしています」
――どれくらい長く寝られるんですか?
「いつも、ホームでナイターの日だと大体10時くらいに起きるんですけど、12時くらいに起きたりだとか(笑)」
――Netflixはどんな作品をご覧になりますか?
「最近は、韓国ドラマとか...『梨泰院クラス』はしっかり見ました」
――チームメイトで仲の良い選手とかはいらっしゃいますか?
「同級生はすごく仲が良くて、先輩とかも石川亮さんだったり、石井(一成)さんだったり、谷内(亮太)さんだったり、結構いろんな人に良くしてもらってます。(コロナで自粛する前は)よく食事に誘ってもらいました」
――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします
「苦しい試合が続いたんですけど、僕みたいに若い選手がどんどん若さを出してやっていけるようにしていきたいと思います」
※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。
文=HOMINIS編集部
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