山本昌がMCを務める「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)#26に、中日ドラゴンズ・柳裕也投手が登場。番組では、柳投手の野球人生を振り返るほか、2021年シーズンについて、投球術を掘り下げていく。
今回、収録後の山本と柳投手にインタビューを行い、収録の感想や2021年シーズン好調の要因、来季の展望などについて語ってもらった。
――収録はいかがでしたか?
山本「非常に素直にいろんなことを話していただいて、番組スタッフからも『めちゃくちゃ面白かった』というふうに言っていただいたので、本当良かったなというふうに思います。これだけの技術論や考えを聞いたのは初めてなので私も新鮮でした」
柳「(これまでのゲストの)そうそうたるメンバーの中に出させていただいて、うれしく光栄に思います。楽しかったです!」
――飛躍の年となった2021年はいかがでしたか?
柳「プロに入って5年目で、やっとしっかりした成績を出せたかなと思います。春先は調子が悪かったのですが、プレートの踏み位置を変えたり体を絞ったりと、いろいろなところをもう1回見つめ直して、そういうのが全部うまくいったからだと思います。でも、まだまだな部分はたくさんあるので、まずは良い成績を2年、3年と続けてやっていけたらと思います」
――山本さんは柳投手の活躍をどうご覧になっていましたか?
山本「やっぱり、真っ直ぐが強くなったっていうのが一つ理由にありますし、あとは縦の変化がすごくキレるようになったので、それも自信持って投げられる一つの要因かなと思います。また、タイトル争いでリードしていると自信にもつながりますし、奪三振の数は途中からぶっちぎりだったので、そういうタイトルに関するものもモチベーションの一つになったのだろうと推測してます」
――柳投手は、この場を借りて山本さんに聞いておきたいことはありますか?
柳「番組中、(全投球の内)真っ直ぐの割合が半分ぐらいだったとお話されていたのですが、(速球投手ではないのに)その狙いを教えていただきたいです」
山本「根拠のない自信なんだけど、やっぱり生命線は真っ直ぐだと思っていたから引退するまで真っ直ぐにこだわったんだよね。というのも、初球ってスイングされるのが3割程度で、その中にはファールもある。だから、どんどん真っ直ぐでストライク取っていって...という感じだった。だからこそ、一番遠い低め"アウトロー"をよく練習しましたね」
柳「速さじゃないんですね」
山本「速さじゃない。キレ!」
柳「速くしようとしたことはありますか?」
山本「速くしようと思ったこともあるけど、もうこればっかりはどうしようもないんで(笑)。だから、キレというかスピン量に関してはすごく研究したね。どこで弾いたらスピンが上がるのかとか。今みたいにトラックマンというのがなかった時代なので、スピン量に関しては腕のしなりとかボールを離す位置とか、そういうのは自分で研究して。真っ直ぐを速く見せる技術みたいなものは特になくて、いろいろ努力した結果で速く見えるようになったんだと思います」
放送情報
マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#26
放送日時:2022年1月8日(土)11:30~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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