山本昌がMCを務める「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)#31に、工藤公康が登場。番組では、現役時代に「優勝請負人」と呼ばれ3球団を日本一に導いた現役時代から5度の日本一を成し遂げた監督時代までの工藤の野球人生を振り返るほか、ピッチングフォームをひもとく。
今回、収録後の工藤にインタビューを行い、収録の感想や現役&監督時代の信念、今シーズンの野球界などについて語ってもらった。
――収録はいかがでしたか?
「昌が話を引き出してくれて、すごくいい時間だったと思います。あまりにも褒めてもらって申し訳ないくらいで(笑)。こっちから昌にも聞きたいことがたくさんあったので、もっといろいろ話したかったですね。例えば、彼がアメリカでスクリューボールを学んで、それを日本でどういうふうに自分の中に取り入れたのかとか。私もアメリカに行って変わることができた経験があるので、それはぜひ次の機会にでも聞けたらなって思いました」
――番組では現役時代から監督時代まで輝かしい経歴を振り返りましたが、現役時代、監督時代を通して変わらなかったことは?
「自分が現役をやっている時から辞めていく選手たちを見てきて、『本当に少しでも、1年でも長くやってほしい』という思いは監督になっても変わらなかったですね。"長く"といってもやはり競争の世界なので長くできない人もいるのですが、そういう人でも第2の人生を始める時に『野球をやっていたから今の自分がいる』と思えるような選手生活を送ってほしいなと思います」
――今年の球界については?
「今年はどこの球団のキャンプにも行っていないですし、オープン戦を観に行ったり映像で見る機会も少なかったので戦力的なことはあまり分からないのですが、とにかく盛り上がってほしい。こういう時だからこそ野球がみんなの力になってほしいと思うし、それで力をもらえた人がまた次の一歩を踏み出せるような野球界であってほしいなというのは常に思っています」
――野球という戦いのフィールドから一歩離れた今シーズンはどのようにご覧になりますか?
「やはりチームを作っていく監督さんたちは、見えていないところでも皆さん頑張っているので、例えば解説をやったりする機会があったとしたなら、そういう見えないところでしている努力を伝えていけたらとは思っています」
――最後にファンの方にメッセージをお願いします!
「野球を愛する皆さんには、本当に野球を楽しんでほしいなと思います。こんな時期で制限とかあるかもしれないですが、それでも野球の楽しさであったり、野球からもらっている勇気が、力になることもたくさんあると思うので。そして、試合を観ながら選手1人1人が見えないところで努力していることを想像してもらうと、また違った野球の面白さに触れられると思うので、ぜひ行けるなら球場に行ってもらって、観戦の楽しみ方を広げていただければと思います。私もそういう魅力の一つを伝える側として、今後も頑張っていきたいと思います!」
文=原田健
放送情報
マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#31
放送日時:2022年3月19日(土)11:00~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更になる場合があります
「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」は配信サービス『SPOOX』にて
1話190円、月額390円で視聴可能!
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