【前編】楽天の始球式に4度登場。宮城の魅力を知り尽くすローカルタレント・本間秋彦が語る、ファームの「宝の山」

地元・宮城県の番組を中心に活動するタレント&ラジオパーソナリティの本間秋彦は自身も野球少年で、楽天イーグルスを創設時から熱心に応援し続けている。「DREAM OF EAGLES~夢をかなえて」という球団公認のCDを発売し、楽天生命パーク宮城での始球式には4度登場。一軍も二軍も全試合録画しているという筋金入りのファンである本間だからこそ知る、イーグルスとファームの楽しみ方とは――。

■仙台にある「パ・リーグ土壌」

僕は小学校の頃から野球をやっていて、見るのも大好きでした。テレビの地上波で中継されているのは巨人戦だったこともあり、ずっとジャイアンツファンで来ていましたね。

それが2004年12月に楽天という球団が宮城に来ることがわかり、これは応援するしかないと。ジャイアンツファンはバッサリやめました(笑)

宮城県はもともと野球の土壌があり、野球熱がすごく高いんです。東北高校や仙台育英は甲子園でも上位に行き、東北福祉大学からプロ野球に進んだ選手も多くいる。東北高校にいたっては、佐々木主浩、斎藤隆、ダルビッシュ有と3人のメジャーリーガーを出しています。スポーツ少年団もリトルシニアのチームも多いですしね。

1973年からロッテが宮城球場(現楽天生命パーク宮城)を準フランチャイズにしていたこともあって、パ・リーグ土壌みたいなものができていたような気がします。宮城県民が気軽にプロ野球を見に行くのはパ・リーグの試合だった。だから何の違和感もなく、「楽天、パ・リーグ、OK」みたいな感じでスッと受け入れたのかなと最近思っています。

個人的にも初年度から一緒に盛り上がりたいという気持ちが強くて、坂本サトルくんというアーティストと「曲、作ろうよ」という話になりました。僕が作詞してサトルくんが作曲したのが「DREAM OF EAGLES~夢をかなえて」。僕がやっているラジオ番組のリスナー100人を呼んで、一緒にコーラスをやってもらって作った球団公認歌です。

創設1年目はなかなか勝てなかったけれど、生でプロ野球を見に行ける楽しさを感じてすごく盛り上がっていました。変な話だけど、負けても盛り上がりましたね。楽天球団は「ボールパークにしよう」という理念でやっていて、球場に行ったら美味しいものを食べられるし、何かしらイベントがある。とにかく「プロ野球、来てくれてありがとう!」っていう感じでした。

始球式にはこれまで4度登場している本間秋彦
始球式にはこれまで4度登場している本間秋彦

■球場に行った後、録画をじっくり見たい

一軍はもちろん、二軍も見に行きますよ。本拠地の「ウェルファムフーズ森林どりスタジアム泉」より、自宅から近い(楽天イーグルス)利府球場でやるときによく行きますね。

うちはカミさんの方が野球熱が高くて、「今日、ファーム行くよ」と誘われます。もともと女子プロレスラーになりたいっていう、ちょっと変わった人で、野球が特に好きだったわけではないと思います。

それが息子をスポーツ少年団に入れたことがきっかけで送り迎えやお世話をしたり、試合を応援したりするうちに、どんどん野球を好きになっていった。今はイーグルス命です。ファームの選手は自分の子どもか孫だと思っているんじゃないですかね。 

我が家はスカパー!に加入していて、一軍だけでなく二軍も中継している試合はカミさんが全部録画しています。だからデイゲームの試合でも、僕も家に帰ってきてからチェックしています。

楽天のファーム中継は"他力本願"なんです。鎌ケ谷での日本ハム戦や、ジャイアンツ球場でやるときには見られるけど、楽天のホーム試合はほぼ中継されていません。いろいろな事情があるのかもしれませんが、スカパー!が放送してくれたらもっと盛り上がっていいなって思っているので、この機会に伝えさせてください(笑)

仙台は特に、3月は寒いんですよ。球場に行ってもすごく寒い。寒がりの人は家で見たいですよね。

僕は球場に行って生で見た後、家に帰ってからもう1回見直します。テレビなら、ピッチャーのボールの握りもわかるじゃないですか。そういうのをじっくり見たいんですよ。生もテレビもどっちも使って野球を楽しむのが好きですね。

■「ファームの選手は個性満載」

ファームを見ていて感じるのは、本当に宝の山であるということです。これからチームを支えるであろう若手の選手や、今年こそブレイクしそうな中堅どころの選手が生で見られる。自分の目で見られるのがまず一つの魅力ですね。

ファームの選手はとにかく個性が満載です。例えばコントロールは今一つだけど、とにかく球が速いとか。球はすごく遅いけど、コントロールがいいとか。なかなかバットに当たらないけど、スイングはものすごいとか。全然活躍しないけど、なぜかイケメンだとか。やたら声がでかいとか。とにかく面白い選手がファームにはいっぱいいます。

特に印象に残っているのは、今は二軍のピッチングコーチをしている久保(裕也)投手。利府球場はブルペンを目の前で見られるんですよ。久保投手は球の速さというよりコントロールで打ち取っていくという印象を持っていたら、ブルペンで球を見ると速いんです。「え?久保ってこんなに速いの!?」。失礼な話ですけど、テレビではわからないギャップがありました。

球場に行くとボールが風を切る音とか、ミットに収まる音とかを感じられます。「プロ野球選手ってすげえんだな」って思いながら見ていますね。

■ドラ1・安樂への"保護者目線"

ファームから見ていた中では、安樂(智大)も印象的な選手です。2014年にドラフト1位で入ってきたけど、なかなか活躍できませんでした。投球フォームを変えたり、二軍でずっと試行錯誤していたりして、「大丈夫なの?あんなに変えて」と保護者目線で見ていましたね。

もしかしてこのまま出てこないのかなと思って、「ファンだから、とりあえずグッズを買っておこうか。ヒーロータオルを買うか」という行動に出てしまったりしたけど、一軍で活躍するようになって本当に良かったです。最近は8回に投げたりして、いい成績を収めていますよね。

安樂投手のように鳴り物入りで入ってきた選手をファームから見てきて思うのは、「いいんだよ、思いきりやって!」ということです。今はチームを勝利に導く活躍をしてくれていますし、本当に良かった。そうやって保護者のように見ています(笑)

インタビュー/構成=中島大輔 企画=This

【インタビュー後編はこちら】 ※後編は5月15日11時に公開予定

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