2005年当時、福岡ソフトバンクホークスに在籍していた宮地克彦と、千葉ロッテマリーンズに在籍していた里崎智也。そんな2人がスポーツライブ+で放送される「球人たちの記憶」に出演する。同番組は、福岡ソフトバンクホークス主催試合の中からファンの印象に残っている試合をピックアップし、その試合の当事者たちが映像を見ながら振り返っていく。
7月5日(火)の放送回では、2005年8月30日の「ソフトバンク×ロッテ」戦を取り上げる。白熱の優勝争いでシーズンを沸かせたパ・リーグの2強による熱い一戦を、当時スタメンで出場していた宮地と里崎のW解説を交えながら放送。
今回、収録後の里崎にインタビューを行い、自身が出場した試合を解説した感想などを語ってもらった。
――自身が出場した試合を解説した感想は?
「"解説してた"っていう感じではなく、"楽しんで見てた"みたいな感じですね。観ていて懐かしさはありましたけど、1ミリも覚えてなかったので(笑)。1000試合以上出てるので、僕にとって特別な何かでもない限りは覚えてないですよねぇ」
――ご自身の現役の時代と現在とで、バッターへの攻め方が変わったりなど、変化はありましたか?
「それはバッターによって違いますし、ピッチャーのスタイルによっても違うので、一概には言えないですね。攻めなきゃいけない選手には攻めなきゃいけないし、攻めなくてもいいなら攻めないしですし。時代とかはあまり関係ないんじゃないですかね」
――試合に出場していたかつての自分にアドバイスするなら?
「特にないですね!この年は規定打席には達していないけど、3割打ってるから上等でしょう(笑)」
――ご自身の中で一番記憶に残っている試合は?
「2005年のプレーオフ、第2ステージの第5戦です。それでロッテは31年ぶりのリーグ優勝を果たせたので。8回の僕の逆転タイムリーが決勝打でしたし。その時の高揚感はすごく記憶に残ってます。あと、2006年のWBC優勝も同じくらい忘れられないです!」
――2005年のロッテの強さのポイントは?
「やはり"個"の強さでしょうね。だって、2006年のWBCの日本代表に、ロッテから8人も出てるんですよ。よく『若手、中堅、ベテランのバランスがいい』という話もありますが、バランスがよくても結果を出さないと意味ないですから。逆に、結果を出してるから、そう言われるだけなんです。僕から言わせれば、全員若手でも結果を出せばそれでいい。だから、当時のロッテの強さは、みんな"個"が強かったからだと思います。だからこそ、今のロッテの選手にはもっともっと頑張ってもらって、個人の能力を上げていってもらいたいです」
――最後に視聴者の方にメッセージをお願いします!
「コアなファンの方にはたまらないと思いますので、ぜひ懐かしんで観てもらえたら!」
文=原田健
放送情報
球人たちの記憶#8 ~ソフトバンク×千葉ロッテ(2005年8月30日開催)
放送日時:2022年7月5日(火)22:00~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更する場合があります
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