山本昌がMCを務める「マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~」(スポーツライブ+)#35に高橋尚成(※「高」は正しくは「はしご高」)が登場。番組では、高橋の野球を始めたきっかけから高校、大学、社会人、プロ、メジャーまで、それぞれの時代を振り返りながら野球人生をひもとく。また、ウイニングショットの「スクリュー」について掘り下げ、山本昌との野球談議に花を咲かせる。
今回、収録後の高橋にインタビューを行い、収録の感想や山本の印象、今季の読売ジャイアンツ、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手などについて語ってもらった。
――収録はいかがでしたか?
「いやぁ、楽しかったですね!現役の時、山本昌さんに憧れてマウンドに立っていた一人でもあるので、こうやって昌さんと野球の話ができたというのはすごくうれしかったですし、何より勉強になることがすごく多かったです。MCとしてもすごく上手に話を引き出してくれて、ああいう方っていうのは何をやってもうまく器用にこなしていくんだなって思いました」
――昌さんとの"スクリュー談義"もありました。
「もう少し早くこういった話を昌さんとしたかったですね(笑)。昌さんの考え方と僕の考え方では共通するところもありましたがちょっと違うところもあって、そうったところは今後子供たちに教えていく上ですごく有効になるんじゃないかなって思いました」
――今季の巨人をどうご覧になっていますか?
「やっぱりジャイアンツファンでもありジャイアンツのOBでもあるのでジャイアンツの動向ばかり気になってしまうのですが、『なんとか優勝してくれないかな』と思いながら見ています。そんな中で、なかなか投打がうまく噛み合わなくてあまりいい成績にはなっていないですね。投打の軸になる選手がちょっと弱いので、これから菅野智之投手と坂本勇人選手がキーマンになっていくと思います。やっぱりこの2人が投打の中心になっていかないと、チームは強くなっていかないと思うので。若手にもキーになる人はいますけど、それもこの2人が軸になってこそですから!」
――今季の大谷翔平選手については?
「去年とそんなに変わらないので、ホームランは30本以上絶対に打つと思います。また、ピッチャーの方は、けがなどがなくローテーションをしっかり守れれば10勝は達成する思います。キャンプの時に『今年はもしかしたらピッチャーのタイトルを獲るんじゃないか』というくらい調子がよかったですし。大谷選手の体の中身ってどうなっているのか見てみたいですよね!(笑) 特に、どんな精神でやっているのかすごく興味があります。打たれても抑えても、(その影響を見せず)通常の精神状態で次の試合に出るというのは、メンタルがめちゃくちゃ強くないとできないと思うので」
――アメリカでベースボールアカデミーを主宰されていますが、未来のプロ野球選手たちにメッセージをお願いします。
「今はSNSやYouTubeなどでいろんな情報が入ってくるんですけど、それによって頭でっかちになっている子も多いと思うんです。情報だけが多くて実は30%くらいしかできていないという現状になっているので、手にした情報をうまく活用してほしいですね。自分に合った情報を取捨選択して取り入れて、野球を楽しんでほしいです」
――最後に視聴者の皆さん、ファンの方々にメッセージをお願いします。
「昌さんとの野球談議では、いくつも共通する部分もあったのですが違うところもあって、見ていただくとどうして昌さんが200勝できて僕ができなかったのかがわかるんじゃないかなと思います(笑)」
文=原田健
放送情報
マサNOTE~山本昌が記す球人の軌跡~#35
放送日時:2022年7月10日(土)18:00~
チャンネル:スポーツライブ+
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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