汚名返上の劇的打!オリックス・宗佑磨選手が「スカパー!サヨナラ賞」を初受賞!

パ・リーグ オリックス・バファローズ 宗佑磨選手が、9、10月度の「スカパー!サヨナラ賞」を受賞。この賞は、その月の全サヨナラ試合の中で、最も劇的なサヨナラ打を放った選手を称えたもの。

宗選手は、9月19日京セラドーム大阪で行われた対福岡ソフトバンクホークス25回戦、同点で迎えた延長10回裏、二死満塁の場面でセンターへサヨナラ安打を放った。

オリックスは初回に吉田正選手の右中間への2点本塁打で先制すると、3回裏にも打線が繋がり、2点を追加し4対0とリードを広げた。しかし4回表、エラーが絡み3点を返されると、6回に投手陣が踏ん張り切れず逆転を許してしまう。試合はそのまま進み、1点ビハインドで迎えた9回裏二死一、二塁の場面で、吉田正選手がライトへの同点タイムリーを放ち、試合は延長へ。

10回裏、福岡ソフトバンクのマウンドには10番手のレイ投手。オリックスはヒットと相手のエラーなどで無死満塁と絶好のチャンスを作るが、後続が倒れ、二死満塁となる。打席にはこの試合ここまで2安打の宗選手。2球目の速球を強振すると打球は二遊間を抜け、サヨナラ適時打となった。4回の守備では失点につながる悪送球、9回には送りバントを失敗したが、汚名返上の劇的打でチームを勝利に導いた。この勝利でチームは首位福岡ソフトバンクとの直接対決を3連勝とし、ゲーム差なしに肉薄した。パ・リーグ連覇を目指すチームを勢いづける価値ある一打となった。

宗選手はスカパー!サヨナラ賞初受賞となる。

パ・リーグ連覇への勢いづける一打でスカパー!サヨナラ賞を初受賞した宗佑磨選手
パ・リーグ連覇への勢いづける一打でスカパー!サヨナラ賞を初受賞した宗佑磨選手

スポーツニッポン新聞社提供

――今回の「スカパー!サヨナラ賞」受賞の感想をお願いします

「あまりこういう賞をもらったことがないので、素直に嬉しく思います」

――オリックスが、首位ソフトバンクに1ゲーム差をつけて迎えた3戦目でしたが、どういう思いで試合に臨みましたか?

「誰もが思っているように、絶対に負けられない。すごい緊迫感の試合だったので、やってる時はあまり考えていなかったですけど、それまでの緊張感が凄かったですね」

――試合後、インタビューで「良くも悪くも僕の日だな」とおっしゃってましたが、この言葉に込められた思いを教えてください

「あの試合1つでいっぱい失敗したんで、僕がターニングポイントとなる場面に多く出くわした試合だったなと...最終的に決められたのは良かったなと思います」

――9回の裏に吉田選手が同点にしてくれました。そして延長10回を迎えた2アウト満塁のチャンス、どういった気持ちでバッターボックスに入りましたか?

「ネクストバッターズサークルに入る前は打てそうだなっていう感覚だったんですけど、いざ自分の打席になった時には、もう何も考えられなかったですね。球をどうやって仕留めようか、それだけを考えて打席に入ってました」

――その仕留めた瞬間と言うのは、いかがでしたか?

「一瞬、音が全部無くなったような感覚で、その後一気にファンの方々の歓声とか、自分の叫び声とかが聞こえて、ぐちゃぐちゃでした!」

――吉田選手が同点にして、宗選手が決める...オリックスの今年の最終優勝を象徴するかのようなシーンだったかなと思いますが、ご自身の中ではいかがですか?

「いつも、正尚さんには打線でお世話になっているんで、僕だけじゃなくて、他の周りの選手たちも、そういう気持ちで臨んでいるので、そういう気持ちをもってこれからも試合に臨んでいければいいなと思います」

――長いプロ野球のシーズンで色んなことがあったと思いますが、9月19日は宗選手にとってどんな1日でしたか?

「宗の日です(笑)」

――日本一に向けての思いを聞かせてください

「昨年、打ち取れなくて悔しい思いをしてるので、まずはCS勝ち抜いて、最後に日本一になれるようにまた頑張っていきます」

スポーツニッポン新聞社提供

――野球道具のこだわりを教えてください

「こだわりってなくて、練習で使ったバットと試合で使うバットを分けたりするんですけど、それ以外は全部一緒ですね。それぐらい、あんまりこだわってないです。使えればいいかなって」

――グラブがローリングスの金色のラベルを使用されているので、こだわってらっしゃるのかなって思ったんですが...

「いや、もう捕れれば何でもいいです(笑)でも、ローリングスは良いですねグローブが」

――チームメイトで1日だけ他の選手に入れ替われるなら誰ですか?

「んー、誰だろう。1人ですよね?絞れないな...3人ぐらいいるんですよ。(山本)由伸と(吉田)正尚さんとラオウ(杉本裕太郎)も一回見てみたいですよね。どんだけ飛ばすのかって感覚。1人じゃ絞れませんでした(笑)」

――因みに、チームメイト以外だと?

「えー...野生動物になりたいですね(笑)。本能のままに生きてみたいですね」

――今年の自分自身を振り返っていただいて、点数をつけるとしたら何点でしょうか?

「60点くらいですかね。パ・リ―グで一番エラーしてるんで、打撃も自分の中での成長はあるんですけど、自分が目指している数字にはまだまだ届かないので、そういうの差し引いて60点ですね」

――最後に、ファンの皆さんへ向けて一言お願いします

「いつも応援ありがとうございます。これからも熱いプレーを見せれるように頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします!」

※月間スカパー!サヨナラ賞とは
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打等を放った選手に贈られる賞として2012年に制定。「試合終了最後の1球まで真剣勝負をお届けするスカパー!」から多くのファンに、プロ野球中継最大の魅力を伝えることができ、それがプロ野球界発展の一助となると考え、本賞へ協賛。

文=HOMINIS編集部

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