将棋観戦記者・内田晶が教える藤井聡太七段の魅力

将棋観戦記者として数々の対局を見てきたライターの内田晶さん。 藤井聡太七段をはじめ、囲碁将棋界の注目若手棋士について教えてもらった。

デビューから29連勝を飾り、フィーバーを起こした藤井聡太七段。現在も活躍を続け、多くの注目を集めている。

「AIで強くなったといわれている藤井さんの対局姿は、感情の起伏が激しいですよね。将棋の指し方は洗練されているので、ギャップが面白いところです。藤井さんはまだタイトルは取っていませんが、羽生善治さん(九段)と似たオーラを感じます。羽生さんも普段はにこやかなのですが、対局の日は怖いです。一流のオーラがあるというか」

当時プロ入りを決めた直後の藤井七段の姿を、内田さんは記者会見の場で見ていた。

「最初は『あれっ、地味な子だな』と思ったんです。でも、それから3ヶ月ちょっと経ってデビュー戦での対局姿を見たら『やっぱり違うな』と。棋士は普段の姿と対局姿のギャップが魅力ではあるんですが、トップにいけばいくほど違いますね」

解説者も舌を巻くのが藤井将棋。

「解説している人もプロ棋士だから、その後の流れは大体分かるんですよ。でも藤井さんの場合は、解説者も気付けないような手を指す。彼らの驚いた反応を見るのも面白いです」

若手棋士が活躍するのは将棋界だけではない。囲碁界にも新たなスターが誕生している。

「芝野虎丸さんは初めて10代で七大タイトルを取りましたし、上野愛咲美さんは男性のトッププロも倒して竜星戦で準優勝しました。仲邑菫さんもニュースでよく見ますよね。前は平成四天王と呼ばれた世代が強かったのですが、そこに井山裕太さんというスーパースターが出てきて七冠制覇をして。いろんな世代が活躍していて面白いですよね。囲碁界だけでなく将棋界も木村一基さんが史上最年長でタイトルを取るなど、誰が活躍するか分からない、盛り上がる時代だと思っています」

内田晶:1974年東京生まれ。「週刊将棋」編集部を経て、現在はフリーの観戦記者。囲碁将棋チャンネルでは実況解説の聞き手を務める

文=渡部壮大

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放送情報

(生放送)囲碁・将棋チャンネルPRESENTS将棋プレミアムフェスin名古屋2019
放送日時:2019年12月8日(日)15:00~
※12月8日(日)8:00〜20:00まで「藤井聡太DAY」を放送。2019年の藤井七段の対局を一挙放送で振り返る
チャンネル:囲碁・将棋チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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