アニメ大好き吉田尚記アナ「シェイクスピアよりガンダムを観て！」【動画あり】

ニッポン放送で2010年より毎週(月)～(木)に放送中の人気ラジオ番組「ミュ～コミ＋プラス」と、BSスカパー！＆アニマックスがコラボした「ミュ～コミ+プラスTV presented by アニマックス」。毎回、大のアニメ好きとして知られる番組MCの吉田尚記アナウンサーが、豪華ゲストと一緒にアニメカルチャーやアニメ音楽をさまざまな切り口で楽しむアニメトークバラエティ番組だ。

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN 誕生 赤い彗星」劇場上映記念として、アニマックスでは5月に「機動戦士ガンダム」を特集放送する。そこで「ミュ～コミ+プラスTV」も#10は「機動戦士ガンダム」スペシャル。ゲストに「― THE ORIGIN」のセイラ・マス役の声優・潘めぐみを迎えてのトークを展開する吉田アナに、「機動戦士ガンダム」シリーズの魅力について語ってもらった。

吉田アナにとって「機動戦士ガンダム」シリーズは、どのような存在の作品なのでしょうか？

「僕は毎年、夏と冬に東京ビッグサイトで開催されているコミックマーケットで『ヲタク落語』というCDを制作しているのですが、その題材として『ガンダム』に登場するキャラクターたちには大変お世話になっています。実は、数あるアニメの中でも『落語にしやすい作品』と『なりにくい作品』とがあって、『落語にしやすい作品』は人間関係がしっかり描かれているアニメなんです。『ガンダム』は敵・味方、親子、兄弟、男女、上司・部下といった、世の中の人間関係の全部が凝縮されているんですよ。なので、コミックマーケットの締め切りまで時間がない時は、最後の切り札として題材にさせていただいている作品です。そこからも『ガンダム』という作品が名作中の名作アニメだということが、おわかりいただけるんじゃないでしょうか」

5月にアニマックスで特集放送される「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」は、いわゆる"ファースト・ガンダム"と呼ばれる「機動戦士ガンダム」以前の物語を描いていますよね。

「ハリウッド映画でいうところの『バットマン・ビギンズ』みたいな感じのストーリーですよね。往年のファンが『なるほど』と思うような物語を『機動戦士ガンダム』でキャラクターデザインを務めた安彦良和さんが漫画として発表しただけでなく、監督としてアニメ化されていて、このシリーズで、なぜジオン軍のシャア・アズナブル少佐が、連邦軍のセイラ・マスに『キャスバル兄さん』と呼ばれているか、その理由の詳細が初めて分かりました」

「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」シリーズの登場人物でお気に入りのキャラクターはいますか？

「やはりジオン公国軍のランバ・ラル中佐か、ジオン公国宇宙攻撃軍の中将でザビ家の三男、ドズル・ザビですね。特にドズル・ザビというキャラクターは『ガンダム』シリーズでは伝統的に愛されていますよね。いかついルックスと見た目に反した優しい心の持ち主なので、皆さんも大好きなんじゃないでしょうか。そうじゃなければドズルの娘・ミネバがヒロインとして登場する『機動戦士ガンダムユニコーン』も生まれなかったと思いますよ。よく『機動戦士ガンダム』を観ていないことを年季の入ったアニメファンに批判される、というアニメファンの方もいらっしゃいますけど、『ガンダム』があるのに観ずに過ごしてしまうというのはシェイクスピアを知らずにイギリス文学を語るのと同じだと思うんですよね。今の時代、シェイクスピアを読んでいることよりも『機動戦士ガンダム』を観ていることの方が教養人だと思います。なので、まだ『ガンダム』シリーズを観たことがない、とおっしゃる方は、ぜひ『機動戦士ガンダム』シリーズをご覧ください！」

文＝中村実香　撮影＝中川容邦

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