究極のリアリティ番組!大泉洋が「水曜どうでしょう」でさらけ出す親近感

俳優としてテレビや映画、舞台で大忙しの日々を送る大泉洋。彼の名を一躍、全国に知らしめることになったのが、地元・北海道のローカル番組「水曜どうでしょう」だ。1996年からHTB(北海道テレビ)で放送が開始され、今なお新作が作られるこの人気シリーズの最新作が、6月21日(日)にテレ朝チャンネル2にて一挙放送となる。

ファンが待ちに待った約6年ぶりの新作とあって、2019年10月に開催された「水曜どうでしょう祭 FESTIVAL in SAPPORO 2019」と、全国の映画館でのライブビューイングで先行上映も行われるほど、高い注目を集めた今作。藤村忠寿ディレクターが番組内で「迷走中」と本音をこぼし、初回の第2夜でようやく「北海道で家、建てます」という企画内容が発表されるなど、これまでとは一線を画す内容となった。

■変幻自在に様々なキャラクターを演じる大泉洋

今回の「北海道で家、建てます」は、"ミスター"こと鈴井貴之が住む赤平市の森に家を建てる企画で、2017年の1月から撮影が開始。実に3年がかりの壮大なスケールとなったのだが、その3年間の大泉といえば、『恋は雨上がりのように』(2018年)でサエないファミレスの店長を演じ、『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2019年)ではわがままだが自由気ままに生きる筋ジストロフィーの男性を熱演、『そらのレストラン』(2019年)ではチーズづくりに情熱を燃やす男、『グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~』(2019年)では女性にめっぽうモテるダメ男...と、映画主演作だけでも4本が公開された。

さらにドラマでも、宮崎あおい(※「崎」は正しくは「立さき」)と兄妹役で、大工として働く粗野だが熱い男を演じた「あにいもうと」(2018年)に主演。ラグビーW杯フィーバーと共に大いに盛り上がった「ノーサイド・ゲーム」(2019年)では、社会人ラグビー部のゼネラルマネージャー役で、信念に満ちたまっすぐな人物像を体現するなど、変幻自在に様々なキャラクターを演じ分けてきた。

■新作でも等身大!飾り気のない言動が笑いを誘う

だが、究極のリアリティ番組とも言える「水曜どうでしょう」では、そんな役者の顔とは真逆ともいえる等身大すぎる姿を番組スタート時から一貫して見せてきた。超売れっ子俳優となった今作でもその姿は健在で、家づくりという過酷な企画に、開始前からぼやきまくり。いざ家を作るとなっても前日に飲み明かしてしまい、二日酔いのまま作業をスタートしてしまう始末だ。

さらに作業中も電動丸ノコで板を切るの失敗してしまうと不機嫌そうにしたり、ミスを連発して「何をやってもうまくいかないんだよ...」とこぼしたりと、スターのオーラはゼロ。次の日は作業がないのにも関わらず、雪の中で野営をするとスタッフから告げられると、「...今、帰ってもいいんじゃないですか?」という番組泣かせの正論を言い放つなど、とにかく飾り気のない自然体な言動で見る者の笑いを誘っていくのだ。

役者としてのキャリアが充実すればするほど、「水曜どうでしょう」の姿とのギャップが大きくなり、ぼやきも面白味を増している。これが彼の人柄がまっすぐに出た、親近感あふれる姿だからこそ、長きにわたってファンを魅了し、愛され続けているのかもしれない。

文=HOMINIS編集部

この記事の全ての画像を見る

放送情報

水曜どうでしょう 2019年最新作一挙放送!
放送日時:2020年6月21日(日)10:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物