年末12月30日から1月3日まで、90年代に一世を風靡した人気バラエティ番組『DAISUKI!』が、厳選した5エピソードをセレクトし5夜連続でホームドラマチャンネルにて放送される。この番組は、1991年4月より2000年3月まで放送され、近年の深夜バラエティ番組の走りともなったいわば、伝説のプログラム。女の子が「ダイスキ!」とカメラに向けて声をかけるアイキャッチなど、今なおそのイメージを想像できる人も少なくないだろう。
今回はレギュラー出演者であった中山秀征に、当時を振り返ってもらい、この番組がなぜ今も語り継がれるほどの印象を残したのか、その秘密を探ってみた。
中山、松本、飯島の3人だからこそ出せた空気感
中山自身はこの番組の成功の要因として、松本明子、飯島直子という二人のパートナーがいたことを挙げた。中山といえば『DAISUKI!』の代名詞となるほどにイメージが重なる人物だ。
当時、松本と中山は同じ事務所で、一年先輩の松本とは共演前から友人として信頼のおける関係であった。一方の飯島とは、仕事でタッグを組むのは初だったが、最初から好印象を抱いた。その契機は、中山出演の初回に行われたバスケットボールの3 on 3で、中山が得点した際のこと。「シュートを決めたら、いきなり直ちゃんからハグされたんです。当時、同世代の女優さんからハグされるなんてなかった時代ですから、僕は棒立ちになっちゃって(笑)。でもそれが、すべてが変わる瞬間だった」と、笑顔で明かした。

©NTV

©NTV
3人での信頼関係により、常に「何かあったら、起きただけ楽しい。どう転んでも面白い」と振り返る。「今二人に会っても同じ感じ、空気感が戻る。兄妹みたいな感じですね」と言い、「また3人で集まって、何かやってみたいですね。今だったら同じことをやっても、また違う見え方になるんじゃないかな」と、3人だからこそ出せた空気感であったことをアピールした。
日常をそのままバラエティに

©NTV

©NTV
この番組は3人が様々な場所へロケに出向き、イベントや見どころを、自然体でたどっていく姿を映し出すというスタイルをとっている。これは「見ている人が、もう一人の出演者である」ということを意識する意図で確立されたそう。番組でもたびたび見られる、出演者を後ろから映すバックショットにその意図が表されている、と中山は言う。

©NTV
中山は「(収録時に)テレビ番組では初だと思います、"つまんない"なんて言葉が出たのは。直ちゃんが言っていたんですが(笑)」と、飯島の爆弾発言を暴露。ただ「つまらなくても一生懸命やるのがプロ。でもこういう状況は日常ある。日常をそのままバラエティに持ってきたのが『DAISUKI!』なんです」と、日常に近いからこそ、視聴者に寄り添うことができたその魅力を語った。
「ドンドン再放送してもらいたいですね。そして今の時代にこれをどう思うか? そんなことを考えてもらえると」と今、改めて番組をアピールする中山。ノスタルジーを感じるのも魅力だが、温故知新、時代を走り抜けた番組の、その意図を改めて放送で推し量るのも、また一興だろう。
Writer:桂伸也
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
森昌子、山口百恵らとの共演も必見な「としごろ」" width="304" height="203" loading="lazy" fetchpriority="high">







