11月23日(木・祝)公開の映画『火花』の監督を務めるなど多彩な顔を持つお笑いタレントの板尾創路と、女優やコメンテーターなどこちらもマルチに活躍する壇蜜の二人による新番組『板尾壇(談)』が、Kawaiian TVにて10月より放送を開始した。
『板尾壇(談)』と書いて「いたおだん」と読むタイトル通り、板尾創路と壇蜜が二人きりで語り合う「語らいバラエティ番組」。
雑誌を見ながらトークするという構成はあるものの、ベンチに並んで座り、ほとんど雑談に近い、かなりプライベート感のある映像が繰り広げられている。二人特有のゆったりしたテンポで、まったりとしたトークを展開するのに加え、ノーカット、ノー編集の疑似生放送のため、その場にいるかのような没入感が楽しめるのも特徴だ。
トーク内容は、#1、#2を見たところ、不倫や健康、ヨガ、田舎暮らし、ロケ弁など多岐に渡っているが、これまで一番掘り下げた話題は、横たわった裸体の女性にお刺身などを盛って食べる「女体盛り」。壇蜜が「一度見てみたい」ことのひとつに挙げると、板尾もかつて、女体盛りする女性にスポットを当てた映画を構想したとか。その歴史や現状、システムなど番組側で調査したものを読み上げていたが、二人の興味は尽きず、今後、番組内で何かしら女体盛りに触れると予感させた。
初共演は映画『私の奴隷になりなさい』
初回収録時には記者会見も実施。感想を訊かれると、「収録した感じがまったくないですね」と板尾が手応えのなさを打ち明ければ、壇蜜は「番組が出来るまでをうっかり流しちゃっている感じだと思うんです(笑)。これからいろんな若手の方とか力を借りて、もうちょっとお見せできるものにしていけたら」と展望を語った。
緊張感がなく、パッと見は、長年付き合う愛人とも見えかねない二人の関係性も気になるところ。実際、壇蜜にとって板尾は芸能界の先輩であるので敬語は使っているが、特別気を使っているわけでもなく、意見もはっきりと伝え、程よい距離感で会話を進めている。
二人の出会いは、2012年に公開された壇蜜初主演の映画『私の奴隷になりなさい』で、劇中では性的な主従関係にあった。初収録を終えた壇蜜は、「映画の影響でなかなか逆らえないですよね」と主従関係を継続しているかのように語っていたが、壇蜜からヨガのポーズをレクチャーされ、体を折り曲げる板尾の姿などは、映画での関係性が逆転しているかようで、思わずニヤリとしてしまうだろう。
Kawaiian TV版はCM中の様子も放送
『板尾壇(談)』は、Kawaiian TVとテレビ埼玉でオンエア中だが、テレビ埼玉ではCMに入った箇所も、カメラは二人を撮り続けており、その間はKawaiian TVではオンエアされる。プライベート感あふれる番組の、さらにプライベートな二人の会話が聞けるのだ。かつての『オールスター感謝祭』(TBS系)では、出演者が食事休憩する様子も生放送されており、「この人、こういうのを食べるんだ」「この人とこの人がしゃべってる!」といった覗き見感覚が味わえた。残念ながら現在、この企画自体がなくなってしまったが、久々にそのシーンを彷彿。ぜひKawaiian TVでの視聴をオススメしたい。
Writer:佐藤正文
※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。
放送情報
板尾壇(談)
放送日時:2017年12月5日(火)22:00~
チャンネル:Kawaiian TV
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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