2023年10月に開催されSNSで毎回トレンドの上位を席巻した話題のサバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」にて、同年12月に結成されたガールズグループ"ME:I"(ミーアイ)。
初のファンコンサート「2024 ME:I LAUNCHING SHOW ME:ICONIC」の追加公演が4月14日に国立代々木競技場第一体育館にて開催された。東京・東京ガーデンシアター、大阪・おおきにアリーナ舞州、そして4月13日・14日の国立代々木競技場第一体育館公演と全9公演を実施した彼女たち。観客数は計6.5万人を動員した。
開演前からビジョンに映し出されるメンバーの映像に大きな声が贈られ、期待に胸を膨らませていたYOU:ME。場内が暗転すると、大歓声で場内を埋め尽くす。そこへシルバーの衣装に身を包んだメンバーが一人ずつ花道をランウェイのように進む。最後にMOMONAがランウェイから後ろを向くと、メインステージに10人が待ち構え。ゆっくりと合流した11人は「想像以上」でコンサートをスタート。
オーディション課題曲でもあり、4月17日(水)にリリースされるデビューシングル「MIRAI」にも収録される「CHOPPY CHOPPY(ME:I Ver.)」をキュートに披露したあと、MCにNICE73を迎えてトークへ。序盤から大盛り上がりのYOU:MEの様子にMOMONAは「皆さんの勢いと声援に負けそう」と感激しつつも「でも絶対に負けないように頑張っていきます」と意気込みを語り、RANも「この熱を最後まで燃やし続けて一緒に楽しんでいきましょう」と呼びかける。
そして11人はライブを再開。デビューシングル収録曲の新曲「Sugar Bomb」はSUZUいわく「ムードで可憐な曲」。ハンドマイクとマイクスタンドを使った艶やかな振り付けや歌声、レーザーを使ったクールな演出で"私たちと共に行こう"という想いを届ける。それぞれのキャッチコピーと共に、メンバー自身が自分の強みや武器を語った映像が映し出され、最後に「次のME:Iはもっと変化します」との文字が出されると、11人は追加公演からセットリストに加えられたオーディション課題曲「TOXIC」をパフォーマンス。KOKONAが歌い出しのパートを力強く歌い出すと、大歓声が上がった。「変化します」との言葉通り、前半の3曲とは違う激しさとパワーで魅力。またオーディション時とは異なる構成であるME:I 11人によるパフォーマンスで、改めて一人一人の成長と11人のチームワークをしっかりと見せつけた。
さらにAYANEが「今日来てくれたYOU:MEのためにもう一つサプライズステージをご用意しました」と言うと、SHIZUKUが「つづ(TSUZUMI)と私がポジションバトルで披露した安室奈美恵さんのHEROをカバーします」と紹介。11人はセンターステージで大きな円形になると、丁寧に同曲を歌い上げる。隣に立ったTSUZUMIとSHIZUKUがハモるパートでは二人が見つめ合いながら歌唱するなど、オーディションを彷彿とさせる一幕も。曲の最後にはクラップを煽り、場内を感動的なムードで包まれた。歌い終えたあとにはTSUZUMIが「いつかしーちゃんと『一緒に歌いたいね』と話をしていて。こんなにも早く皆さんの前で披露させていただけてうれしいです」と感動を伝えた。
デビューシングルのタイトル曲「Click」の披露前には"Click Challenge"が。RAN、MIU、SUZUの3人が、同曲のサビ部分の"ディティールを加えたバージョン"の振り付けを、「私たちに投票してくれたようにスマートフォンを操作するように」「こっちの腕は動いてはダメです。YUMEKIさんに怒られます(笑)」「顔の周りをきらきらさせるように」「盛れる角度で」などと説明しながらレクチャーがされ、説明後には、3人によるClick Challengeの撮影も。リレーダンス形式での撮影をすることになるも一度失敗してしまい2回挑戦するという、ファンコンサートならではのナチュラルな姿も見せた。撮影後にはいよいよ11人で「Click」のパフォーマンスへ。YOU:MEからの掛け声も完璧で、YOU:MEとME:Iの関係性を感じられるステージとなった。
アンコールでは、ファンコンサートのTシャツに着替えたメンバーが登場。公式キャラクター・ME:EYE(ミャイ)のトロッコに乗り、YOU:MEとコミュケーションを取りながら「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」のテーマ曲「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」を歌唱。
さらにオーディションのファイナルで歌った木村カエラ作詞の「FLY UP SO HIGH」も披露された。YOU:MEがライトで照らす会場内で<目指した夢はきらめく星が瞬く夜空>と歌う姿に、場内は感動的なムードに包まれた。間奏では、YOU:MEの愛をたくさん受け取ったメンバーが「YOU:MEは宝物です」「皆さん愛してるよー!」などとYOU:MEへの想いを次々と口にしていた。
ラストナンバーを前に、メンバーが一人一人挨拶。最初に話すことになったKEIKOは「緊張すると思ったので紙に書いてきました」と言い、メンバーやスタッフ、YOU:MEへの感謝の想いを綴った手紙を、感涙と共に読み上げていく。すると彼女の涙につられるようにメンバーが次々と涙。
「泣きません」と笑ったMIUは「私自身も好きなアーティストさんのライブにたくさん行っていたんですけど、そういう時にアーティストさんからもらった力とか生きている楽しさを、私も届けられたらいいなと思ってこの道を始めました。今回は間近でパフォーマンスできる機会も多くて、みなさんのキラキラした目をたくさん見られて、私たちが皆さんの楽しみの1つになれているのかなと思えてうれしかったです」と振り返る。またMOMONAは「ME:IもYOU:MEも、どちらかだけじゃ成り立たなくて、この空間はME:IとYOU:ME、お互いがあって作り上げられています。これからもみんなで最高の未来を作り上げていきましょう」と語りました。最後に選曲されたのは「&ME(ME:I Ver.)」。冒頭の「High!」の掛け声をみんなで一緒に歌ったり、「You & ME!」の歌詞を「YOU:ME」に変えたりと"YOU:ME Ver."で披露することに。すると会場には大きな「High!」「YOU:ME」が響き渡り、ME:I初のファンコンサートは大団円を迎えた。
なお、4月14日よりSHIBUYA109店頭ではデビューシングル「MIRAI」をモチーフにした体験型企画ME:I MIRAI COCKPITが登場。"MIRAI"へ旅立つコックピットをモチーフに、操縦席モニターではタイトル曲「Click」のミュージックビデオが視聴できるほか、メンバーのメッセージを聞く仕掛けなども用意されているので、ぜひ立ち寄ってみてほしい。
次のページでは、最終公演を終えたメンバーたちからのメッセージを紹介する。
その他情報
■SHIBUYA109渋谷店店頭に、ME:I MIRAI COCKPITが登場
4月14日(日)〜17日(水)までの4日間の12:00〜20:00まで SHIBUYA109渋谷店店頭イベントスペースにて、 体験可能なME:I MIRAI COCKPITが登場しました。 デビューシングルのタイトルである“MIRAI”へ旅立つコックピットをモチーフに、 操縦席モニターでタイトル曲“Click”のミュージックビデオが視聴でき、 メンバーのメッセージが聴ける仕掛けもあります。
■デビューを記念した企画展、ME:I デビュー応援プロジェクト『ME:I _はじめまし展』を開催
開催期間:2024年4月16日(火)〜5月26日(日)
会場:タワーレコード渋谷店、名古屋近鉄パッセ店、あべのHoop店、福岡パルコ店
URL:https://tower.jp/article/news/2024/03/27/p101
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