話題のムード歌謡ユニット「純烈」の夢とは？

酒井一圭(右)
'75年6月20日生まれ、大阪府出身。リーダー。

友井雄亮(右から2番目)
'80年4月2日生まれ、大阪府出身。

白川裕二郎(中央)
'76年12月11日生まれ、神奈川県出身。

後上翔太(左から2番目)
'86年10月23日生まれ、東京都出身。

小田井涼平(左)
'71年2月23日生まれ、兵庫県出身。

スーパー銭湯から生まれたグループ
ムード歌謡ユニット「純烈」の夢とは？

ムード歌謡を歌って踊る5人組の"スーパー銭湯アイドル"純烈が、11月9日に東京国際フォーラム ホールCでコンサート「純烈祭！全員集合」を開催。昼公演「真剣勝負の巻」と夜公演「花鳥風月の巻」の2部から成る本編や舞台裏の模様をTBSチャンネル1で独占放送する。

アプリ限定！「純烈」長文インタビュー

白川「これまでたくさんライブをしてきましたが、1,500人というキャパでのワンマンは初めて。やっとここまでたどりついたなと思います」

友井「役者をやっていたメンバーが多いので、1部では歌をしっかり、2部はストーリー仕立てのお芝居で。ガラッと違う2部構成でできるのも、僕らの強みかなと思いますね」

小田井「その中で、生バンドでのパフォーマンスも見どころの一つ。バンドの演奏と、僕らの息の合ったハーモニーを聴いていただけたら...」

友井「見どころは盛りだくさん！だね」

後上「演歌・歌謡曲に似つかわしくない、汗びっしょりで(笑)。会場の熱量は映像からも伝わると思います」

酒井「見てくださった方は『何が起こってるの？』って思うかもしれないけど(笑)、何かしらのパワーを感じて、元気になったり笑顔になったりしてほしいね」

純烈が結成されたのは'07年。後上を除く4人は戦隊ヒーロー出身の俳優で、最後に当時大学生だった後上が加入し、'10年にデビューした。

白川「ずっと俳優をやってきた自分が歌を歌う...それは歌手の皆さんに失礼じゃないかと思いました。歌については今も悩みますね」

小田井「まだデビューが決まってない時に、実はPVを作ったんです。歌だけでは弱いから、みんなで踊ろうと。そうしたら注目してもらえて、そのスタイルが正解だったのかも」

酒井「ダンスの得意な友井が振付を考えてくれてね。みんな持ち味が違うから、もちろんやるべきことはやるけどそれ以外は自由に、個性を大切にしようと決めたんです」

友井「年齢も性格もバラバラだから、振りも揃わない(笑)。でもみんなオリジナルの味がある、そこが純烈の魅力でもあるのかな、と」

後上「『和田弘とマヒナスターズ』さんとかムード歌謡の先輩たちは強烈な個性があって曲も面白いんです。僕らのライブは、しんみりとした失恋歌が多い、それなのにお客さんが笑ってるっていう、そこがグループとしての個性なのかなと思いますね」

小田井「今、地下アイドルっているけど、僕らは"近すぎるアイドル"(笑)。本格的なムード歌謡ではないけど、マヒナスターズさんに『純烈は後継者』と言っていただけたことはとても光栄でした」

スーパー銭湯などでのライブを重ね、人気と実力を積み上げてきた純烈。彼らの夢は果てしなく続く。

酒井「今回は東京国際フォーラムのホールCですが、ホールAも視野に入れています。いずれは日本武道館でもやりたいよね」

白川・友井・後上・小田井「やりたいね～！」

酒井「日本武道館は、掘ったら湯が出ると思います」

友井「出ないよ！(笑)　ただ、お風呂のセットは組みたいね」

後上「湯につかっている風に、ね」

小田井「スーパー銭湯にも恩返ししないと。同じやり方でずっとは無理だから、純烈らしい新しいやり方を見つけて」

友井「全国の大広間のあるスーパー銭湯をまわって、47都道府県を制覇したいしね！」

後上「最近、男性のお客さんも多く応援してくださるから、福山雅治さんみたいに"男祭り"とかはどう？　男性限定、70代以上の女性限定、20代限定とかいろんな形のライブを考えてムード歌謡広めていけたら、"ムード歌謡"というジャンル自体に恩返しができるかな、と」

白川「あと、僕らは"夢は紅白！親孝行！"を合言葉にしているので、その夢を叶えたいね。親孝行の面では、僕は84歳の母がいるから、家をプレゼントしてあげたいです」

酒井「僕らには夢や目標がたくさんあるけど、オリコンで1位をとったとき、うたコンに初めて出たときなど、いつもお客さんのほうが喜んでくれたんです。そういうお客さんと一緒に、これからも夢を追いかけていけることがうれしいですね」

撮影＝尾木司　取材・文＝河野貴子

※この記事はヨムミル！ONLINEの転載になります。

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