アイドルと一緒に日本の未来を考えよう！田村淳×林愛夏がMCの「バラ売り」が面白い！

政治に経済、地方の出来事など、日々伝えられるニュースはさまざま。そんな世間を賑わせるニュースについてアイドルたちが語り合う新感覚の番組が「バラ売り」だ。2016年1月からスタートし、2019年1月で丸3年を迎える。ロンドンブーツ1号2号の田村淳と元ベイビーレイズJAPANの林愛夏がMCを担当し、沖口優奈(マジカル・パンチライン)、山口めろんほか、旬のアイドルが出演し、時に真剣に、時に爆笑しながらお題のニュースについて意見を述べ合う。

この番組の見どころは、やはりアイドルたちのユニークなリアクション。ナナメ上を行くコメントを語る時もあれば、思わず吹き出すコメントが飛び出すこともある。アイドルの意外な素顔が見られる、というわけだ。かつて放送された、京都で猪が増加したというニュースでは、すっぱり「食べる！」という結論に。そこから意見が広がって「ブランドイノシシを作る」「海外に輸出する」と、非常にユニークな結論が飛び出した。

実はこの番組、かつては「えりぬきアイドルがその場で調べるニュースの結論(略して)バラ売り」とのタイトルだった。そのタイトル通り、わからない事柄についてその場でスマホで調べることもある。例えばアイドルとはおよそ関わりのないディープな言葉が出た時は、アイドルたちがその場で調べ、検索内容を読み上げるばかりでなく「キャー！画像検索しちゃった！」なんてハプニングが起きることも度々。

真面目なニュースももちろん取り扱う。2017年、核兵器禁止条約に日本が署名しなかった時は、核兵器の脅威や、彼女らが学校で受けた平和教育などを含め、若手アイドルらしい等身大の感覚でこの世界的な問題について話し合った。

アイドルたちが自由に語り合うこの番組で、MCを務める淳はかなり重要な役割を担っている。ニュースに明るく、さまざまな番組で司会を務めるだけあって進行が巧みで、言いよどむアイドルをフォローしたり、原因追求から結論へと会話を誘導していく。また初回から出演している林は、はじめのうちは頭が整理できず話せなくて泣き出したこともあったそうだ。淳のフォローもあって、回を重ねるごとに慣れてきて、今ではMCを務めるまでに成長した。

そんな林は過去に、「アイドルが(ニュースについて)考えているなら私も考えなきゃって思う人もいると思うし、この番組を沢山の人に知ってもらって、もっと日本についてとか、知ってもらえるようにしたいなって思います」と語っている。

「バラ売り」は、1月は12日、26日の2回放送予定。アイドルと一緒に世界的な問題や、身近なニュースについて考えてみてはいかがだろうか。

文＝堀慎二郎

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