ランジェリー姿で体当たり演技を披露!乃木坂46・白石麻衣が魅せる"女優魂"

白石麻衣(『映画 闇金ウシジマくん Part3』より)
白石麻衣(『映画 闇金ウシジマくん Part3』より)

アイドル界をけん引する乃木坂46の"顔"として、アイドル業はもちろんモデルとしても活躍する白石麻衣。また、女優としての活躍も目覚ましく、出演作品はドラマ、舞台、映画などジャンルを問わない。乃木坂46メンバーが主要キャストとなっている作品もある中、個人の活動として女優業を全うできている数少ないメンバーの一人だ。そんな白石の"女優魂"が垣間見える作品が、2016年公開の『映画 闇金ウシジマくん Part3』だ。

■山田孝之らレギュラー陣のなかで新人タレント・りなを熱演

山田孝之(『映画 闇金ウシジマくん Part3』より)

日本映画専門チャンネルにて5月5日(日)に放送される『闇金ウシジマくん Part3』は、真鍋昌平による同名コミックスを原作にしたもので、山田孝之を主演に配したテレビドラマ化を経て映画シリーズに成長した人気作。闇金業を営む丑嶋(山田)らを軸に、高額アフィリエイトによって何億も稼ぎ出す男に群がるフリーターや組織にしがみつく大企業のサラリーマンらが、欲望に絡め取られてそれぞれ堕ちていくさまを描く。

白石は、ひょんなことからネット長者の天生翔(浜野謙太)が主催するパーティーに参加する新人タレントの麻生りなを熱演。自身と同じ芸能人という役柄ながらその境遇は全く異なり、りなの活動としてはたまに雑誌に載るくらいで給料もそれほど多くないためバイトも辞められないという状況で、友人との会話の中で思うようにいかない閉塞感を吐露している。

■白石麻衣演じるりなが見せる"救い"

浜野謙太(『映画 闇金ウシジマくん Part3』より)

だが、そんなりなを白石は前向きな人物として表現することで、安易に金で欲望を満たしてしまうことで破滅していく他のキャラクターたちの対極に位置するキャラクターに作り上げている。同作品のシリーズは、ただ金にまみれて破滅していく登場人物を描いた反面教師的なだけのものではなく、その中に希望や「まだ引き返せる」という岐路を盛り込むことで現代の"救い"もしっかり描かれており、本作では、りながその"救い"の一端を担っている。

自身の境遇に満足はしていないものの、安易にお金に頼らないりな。物語の中でも、パーティーに参加して手渡されたタクシー代の金額の多さに驚きながらも「お金には負けたくないな」という台詞がある。多くの誘惑が自分を取り巻く中で、"本当に手したいもの"を自分の中にしっかり持っているという芯のある女性を、"負け惜しみ"感や"気が強い"感を入れることなく表現しており、観る者にポジティブなメッセージを伝えてくれているのだ。

■"天使"や"女神"ではない演技

本郷奏多(『映画 闇金ウシジマくん Part3』より)

りなによる"救い"は、天生に憧れるフリーター・沢村真司(本郷奏多)にも大きな影響を与えており、彼がフリーターを脱却して成功を手にするきっかけとなったのもりなの発言によるもの。さらに、他人を犠牲にして収入を得るネットビジネスをやめ、新たに農業体験ビジネスを立ち上げて一から歩み出した真司にも、りなの言葉が支えとなる。

観ていると、りなの言葉はつい欲望に負けてしまいそうな"弱い自分"を律する手助けをしてくれるパワーがある。それは白石が、りなを決して"天使"や"女神"的な存在としてではなく、一人の若い女性として等身大で演じているからこそ、彼女の言葉は真司を通して観る者の心を打つのだろう。

現代のステータス高めの女性でありながら、周りには流され切らないりなの"救い"を体現する中で、真司との朝を迎える場面では下着姿の上にバスローブを羽織るという体当たりの演技を披露する一幕も。その役に対する姿勢は、トップアイドルの副業としてではなく、女優という表現者として役と向き合っているからこそのものであり、その彼女の"女優業"に対する真摯な想いが芝居の随所に説得力を生んでいる。"アイドル"という衣装を脱ぎ捨て、一人の表現者として垣間見える白石の"女優魂"を感じ取ってほしい。

文=原田健

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放送情報

GWスペシャル 「闇金ウシジマくん」映画・TVシリーズ完全放送 「映画 闇金ウシジマくん Part3」<PG-12>
放送日時:2019年5月5日(日・祝)00:25~ほか
チャンネル:日本映画専門チャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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