飯尾和樹コムアイの音楽クエスト、12月の放送には音楽界のレジェンド・宇崎竜童が出演!

ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのリーダーとして「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」「サクセス」などの大ヒットを世に送り出し、また作曲家としても山口百恵の「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」をはじめ、数多くのシンガーにヒット曲を書き続け、さらには俳優としてもオファーが絶えない、マルチな活躍ぶりは誰もが知るところ。番組では宇崎の多彩な活動に沿って3パートに分け、宇崎本人にバンドマンとしての気概から創作の秘密、演技にも果敢に挑んできた理由などを深堀りしていく。

第1章「アーティスト宇崎竜童」では、バンド結成のきっかけから、ダウン・タウン解散後にトライした竜童組での活動など、常にバンドマンとしての活動を起点に置いた宇崎の音楽史を紐解いていく。

黒のシャイニーなジャケットに、ブローチをあしらったリボンタイ姿の宇崎が登場すると、年齢を感じさせない若々しい姿に、一同驚愕。飯尾がダウン・タウン・ブギウギ・バンドを最初に知ったのは小学校1年生の頃だそうで、ツナギにサングラスといういで立ちに「口あんぐり」だったという思い出を語り、この時はまだ生まれていなかったというコムアイは、今回、初めて「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」を聞き、その斬新な作風に衝撃を受けたことを告白。2人は興味津々で「港のヨーコ~」の創作秘話について宇崎に直撃したところ、歌がほとんど語りばかりになったその理由は、意外なところにあった!

第2章「宇崎竜童が生み出した楽曲」のパートでは、何といっても山口百恵の一連のヒット曲の制作プロセスが興味深い。人生のパートナーである作詞家の阿木燿子との共同作業の一端、そして2人のプライベートまでも垣間見られ、長年コンビを組んできた2人ならではの阿吽の呼吸による創作活動に、飯尾&コムアイの2人も感心することしきり。特に「プレイバックPart2」の名フレーズ「馬鹿にしないでよ」の誕生秘話には、「そんな理由で生まれたの!? 」と、驚きとともに一同大爆笑となった。

また、多いときには1か月で40曲も作曲したという宇崎の話に、同じアーティストの後輩として「私なんて月に3曲書ければいいほう...」と絶句するコムアイが印象的だった。歌謡曲黄金時代の、ヒットメーカーの旺盛な創作ぶりには、誰もが驚かされるだろう。

第3章「映画・舞台と宇崎竜童」では、俳優としてのキャリアに迫る。同じく俳優としての活動も経験している飯尾とコムアイも興味津々で質問を投げかけるが、「監督の指示通りに演じて、OKがもらえると嬉しい」と、常に新人俳優のようなスタンスで作品に臨む、宇崎の謙虚な姿勢に驚きを隠さない。最初に出演した映画では、ダウン・タウン・ブギウギ・バンドのコスチュームとサングラスのまま、ガソリンスタンドの店員を演じたこと。また、サングラスを外して初めて本格的な演技に挑んだ1978年の『曽根崎心中』は、その後、文楽やフラメンコとのコラボレーション阿木&宇崎夫妻のライフワークに発展していったことまで、余すところなく語ってくれた。

そして、最終章では視聴者へのスペシャルなプレゼントとして、宇崎自身による弾き語りも。数ある名曲の中から、近年、注目を浴びている"あの曲"を、目の前で演奏してくれた宇崎のパワフルな歌いっぷりに、飯尾&コムアイの2人も大感激。だが、これだけで終わらないのがこの番組ならではの面白さ。さらなるサプライズも飛び出し、スタジオは大盛り上がりとなった。

また、懐かしいヒット曲を、喫茶店マスター飯尾の回想とともに楽しく語るレギュラー・コーナー「喫茶飯尾」も快調。番組終了後には、コムアイが日本各地の伝統芸能や民俗芸能、神事などを、大石始とともに深堀りしていく「コムアイのこれが知りたい!」も放送される。楽しく、わかりやすく音楽の沼へと視聴者を導いてくれるこの番組、12月も見逃せない!

文=馬飼野元宏

この記事の全ての画像を見る

放送情報

飯尾和樹とコムアイの音楽クエスト #10 宇崎竜童特集
放送日時:2022年12月29日(木)21:00~
チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更となる場合があります

詳しくはこちら

キャンペーンバナー

関連記事

記事の画像

記事に関するワード

関連人物