chelmicoが憧れのRIP SLYMEと夢のコラボ！この日のために制作した新曲も披露

RachelとMamikoによるラップユニット、chelmicoによる対バンツアー「chelmico(ほぼ)平日ツアー」の最終公演が１月12日に東京・Zepp Haneda(TOKYO)にて行われ、RIP SLYMEとの対バンライブが実現した。

ライブは、RIP SLYMEの「楽園ベイベー」からスタート。1曲目からノリの良いメロディに、観客たちも体でリズムを刻みながら"RIP SLYME"ワールドに浸っていく。続いて、新曲の「Human Nature」と「Rightnow!」を披露し、MCへ。

MCでは、RYO-Zが「やっとchelmicoと対バンですよ。ありがとうchelmico！chelmicoの2人の出会いは、どうやらRIP SLYME らしいんだよね。2人がRIP SLYME を聴いていてくれたらしい。で、俺はこう思うわけ。『趣味がいいな』って。そんな趣味のいいchelmicoを、みんなも聴いてるわけだよね。みんなも趣味がいい！(笑)　そして、俺たち今日は趣味のいい曲をいっぱい用意して来てるから、外は真冬ですけど夏を思わせるようなそんな曲たちもたくさん用意してますんで、ぜひポッカポカになって帰ってほしいなと思います」とにやり。さらに、「そして、非常に趣味のいいシンガーを、俺たちの仲間をもう一人紹介して、爽やかな新曲をやらせてもらっていいでしょうか？」と前置きし、おかもとえみを呼び込んだ。

おかもとえみが加わり、「After the rain」「サヨナラSunset」をパフォーマンス。その後、6曲目の「JUMP」では「知らない人もジャンプしてください！」と煽り、7曲目の「JOINT」ではRYO-Zが「ジャンプした後は『JOINT』でつながりましょう！タオルでもTシャツでもブラジャーでも(笑)。振り回してください！」と盛り上げ、メンバーも観客もタオルを振り回しながら一つに。

その後、RYO-Zは「去年の春から活動を再開して、それまで5年連休ぐらいしてたんで(笑)。その分をバッチリ取り返そうと、去年は結構、フェスにいろいろ呼んでいただいたりして行かせてもらったんですけども、chelmicoもかなりかなり早い段階でこのライブのオファーをくれて。本当にありがとう。この後、chelmicoが出てくるわけだから、最後の最後まで一緒に熱い夜にしましょう！」と語って、ラストは「熱帯夜」で全9曲のステージを締めくくった。

続いて登場したchelmicoのライブは「To Be continued」で開幕。「switch」を熱唱した後のMCでは、Mamikoが「最終日、RIP SLYMEさんと！観てた？私たちも袖で最初から最後まで全部観てた！最高に楽しかった！カッコよかったよね～」とうっとりしながら、「我々もラップしてるので、どんどんやります！」と意気込む。RachelもRIP SLYMEのライブに興奮冷めやらぬ様子で「ちょっと汗かいちゃって、メイクさんに必死に直してもらって出てきてます(笑)」とぶっちゃけて笑いを誘った。

観客にタオルを回すようにお願いをして「Player」を披露したほか、新曲の「Magnificent Hurt (chelmico Remix)」や「三億円」などをパフォーマンス。

そんな中、Mamikoが「よくぞここまで回ってきたもんだよね。もう今日で終わりなので、悲しいけどめっちゃ楽しんでいきましょう！」と昨年から続く同ツアーに思いを馳せる一幕も。一方、Rachelは「コロナ禍でもこうやって音楽ができる場所は続いていて、今この場所を過ごせることが本当にめっちゃ嬉しいです。ありがとうございます」と告白。

ほか、「Balloon」「午後」といった曲では、透き通った声でしっとりと聴かせ、観客たちの心をさらった。また、Rachelが「今回はアルバムツアーじゃなくて平日ツアーなので、あんまり普段できない曲っていうのをやれるかなって。そういう曲をここぞとばかりに入れてみたので、一緒に踊ろう！」とアピールして、「3rd Hotel」「ラビリンス97'」「Disco (Bad dance doesn't matter)」といった懐かしい曲も披露。ラストは「Easy Breezy」で締めくくった。

アンコールではDJ FUMIYAを呼び込み、この日のために作ったという新曲「GOOD GAME」でコラボ。続く「O・La」では、RYO-Z、ILMARIも参加し、レアなステージで観客を魅了した。

さらに、2組でchelmicoが好きだというRIP SLYMEの「気の置けない二人」も披露することに。ILMARIが「すごいマイナーな曲で、ライブとかでも10回もやってないかもしれない」という同曲だが、RYO-Zが「今日のためにchelmicoがラップを書き下ろしたっていう。だから今日しか聴けない！」と明かして、観客を喜ばせる。

そして最後は「Love Is Over」を歌唱し、貴重なコラボレーションが満載のライブを締めくくった。

文＝原田健

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