天童よしみが、演歌・歌謡曲情報バラエティ番組「宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星」の3月8日(金)放送回に出演する。本番組は、フリーアナウンサーの宮本隆治が司会を務め、相田翔子をアシスタントに、毎回ゲストを迎えてこれまでの軌跡を振り返ったり、最近の活動についてトークを行う内容で、フルコーラスでの楽曲歌唱も目玉となっている。収録を終えたばかりの天童よしみに番組の見どころなどを語ってもらった。
――番組出演が10年ぶりということですが、今回の収録はいかがでしたか?
「10年ぶりというのは私もすごくビックリしました。でも、宮本さんとは付き合いも長いですし、気心が知れた方なのでリラックスして収録に臨むことができました。宮本さんはとてもしっかりされていて、トークでもうまくリードしてくださいますし、翔子さんは優しい言葉をかけてくださってすてきなんです。理想のコンビだと思います(笑)」
――トークの内容もすごく興味深いものが多くて、今回は「道頓堀人情(とんぼりにんじょう)」のジャケット写真にまつわるお話などもありましたね。
「はい、最初に撮ったジャケットがちゃんとした衣装じゃなかったんです。それで後に改めて撮り直してもらったりしたんですけど、いやぁ、懐かしいなぁって思いながら話してました。詳しい内容は番組を見てください(笑)。発売したのが38年前で、阪神タイガースが日本一になった時だったりして、歌の記憶とそういうご時世的な記憶がつながっているので、『あぁ、あの頃だったなぁ』ってすぐに思い出せるのも歌の良さかなって思います」
――今回、「道頓堀人情」と「星見酒」、2月21日(水)リリースの最新シングル「昭和かたぎ」の3曲を歌われました。それぞれ思い入れも深いと思われますがいかがでしょうか。
「そうですね。『道頓堀人情』は先ほどお話ししたように昭和の時代の大事な曲の一つで、『負けたらあかん』っていうフレーズがあって、最初の頃は自分自身に置き換えて、自分へのエールみたいな気持ちで歌っていました。でもその後『私は病気になった時、この歌で励まされて元気になりました』とか、たくさんのメッセージを頂くようになって、この歌は私だけのものではなくて、皆さんの応援歌というふうに思って歌うようになりました。『星見酒』は音楽プロデューサーの本間昭光さんに作っていただいた、ちょっと演歌とは違ったタイプの曲です。『ひとりぼっちになっても星が君の味方だから力になるよ』って言ってくれていて、寄り添ってくれる感じの曲なんです。『昭和かたぎ』はそれとは真逆で、昭和に生きた職人気質(かたぎ)のような人に『ついていきます!』っていう感じの演歌らしい演歌になっています」
――この3曲をフルコーラスで聴けますね。
「それもこの番組の良いところですよね。歌詞の世界はストーリーがありますから、途中までだったり、2番が抜けたりするとやっぱり印象が違ってきます。3曲、たっぷりと聴いていただけるのは歌手としてすごく幸せです」
――最近、演歌界の歌手の方の訃報が続いたりしました。
「八代亜紀さん、冠二郎さん、小金沢昇司さんも、皆さん仲間と言えるくらい親しい方ばかりで...。八代さんとは『全日本歌謡選手権』という番組で、八代さんはプロとして挑戦されて10週勝ち抜きをされ、私はアマチュアで出場して10週勝ち抜きました。その頃から八代さんの歌、いいなぁって思っていて。なので、今もまだ亡くなったことが信じられません。亡くなっても歌は残りますから、歌い継いでいきたいなって、それは歌手仲間全員が思っています。それと、健康にも気を付けないといけないなと改めて思いました。番組の中で血液検査の話をしましたけど、気になったことがあると病院に行くようにしています。『これくらい大丈夫』と思って我慢するんじゃなくて、診てもらって安心感をもらいたいなって」
――昨年は映画出演もされて、いろいろなチャレンジがありました。2024年も何かチャレンジを?
「私、本当に好奇心が旺盛で、いろんなことにチャレンジしたいという気持ちをいつも持っているんです。去年、映画に出させてもらって新しいことをしたことによって、今度は歌う時に新鮮な気持ちにもなれました。『私、歌手で良かった!』って思ったんです。なので、歌手としての活動を充実させるためにも、具体的に何というのはまだないんですけど、やれることはどんどんチャレンジしていきたいと思っています」
撮影=尾崎篤志 取材・文=田中隆信
放送情報【スカパー!】
宮本隆治の歌謡ポップス☆一番星~演歌・歌謡曲情報バラエティ~
放送日時:3月8日(金)18:00~
放送チャンネル:歌謡ポップスチャンネル
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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