にじさんじ・弦月藤士郎長尾景甲斐田晴によるユニットVΔLZ(ヴァルツ)がテーマをもって挑むLIVE TOUR 2024「三華の樂」

VTuber/バーチャルライバーグループ「にじさんじ」に所属する「弦月藤士郎」「長尾景」「甲斐田晴」そんな3人が組むユニット「VΔLZ(ヴァルツ)」がLIVE TOUR 2024「三華の樂」の大阪・仙台公演を9/21と9/29に開催した。

9月にライブツアーを開催したVΔLZ(ヴァルツ)
9月にライブツアーを開催したVΔLZ(ヴァルツ)

横浜公演で各公演毎にテーマがあるとVΔLZから告げられていたが、驚くべきはテーマによるセトリの振り幅で横浜公演から続くこの2公演はそれぞれ違ったセットリストとなった。

まず、大阪のテーマは「カバー」。甲斐田が「この曲をやり切れるか本当に不安だった」と語るほどハードな振りを持つ「アイドルライフスターターパック」からはじまりファンをコールで盛り上げると、すぐさま「天ノ弱」へ。男性キーにアレンジされた原曲とは違うアンニュイな雰囲気を歌い上げるVΔLZに会場が引き込まれる。そこから暫くはVΔLZオリジナル楽曲を披露。「DAY BY DAY」はアコースティックVerとなっており、横浜公演の可愛らしい日常映像の演出からガラリとチェンジ。3人が美しい音色を軽やかなアコースティックギターと共に奏でると、その旋律が観客を魅了した。

ソロコーナーでは長尾の「鬼ノ宴」からスタート。声に曲がマッチしていることもさることながら、演出で剣を取り出し二刀流になるとファンの盛り上がりは最高潮。最後には刀を槍へと変化させ、自身でも「久しぶりだった」と語る武器捌きで観客の心を鷲掴み。続く弦月は「The Bravery」を披露。弦月自身が「ファンのみんなに勇気を貰えたので、自分も勇気を与えたい」と話していたように、その日会場・ネットで観ていた全員に勇気を与えるような温かい歌声だった。最後の甲斐田は「名前を呼ぶよ」を全力で歌う。いつもはファンが甲斐田の名前を呼んでいるが、それに呼応するかのようにファンの名を叫んでいるような甲斐田の姿を会場はペンライトの光と共に見守った。

この日もVΔLZのMCは絶好調。3人の巧妙な掛け合いも健在だが、本公演では甲斐田のコンタクトが外れるハプニングもあり、ライブならではの空気感をファンは楽しんだ。ソロが終わりライブ終盤に差し掛かると、甲斐田の「これからも応援よろしくお願いします!」の声に会場が返事をするかのように盛り上がる。ツアー3公演の真ん中の公演ではあるが、ファンもVΔLZも全力で関係性を育んだ温かなライブだ。最後はにじさんじ3周年記念プロジェクトの「虹色のPuddle」を披露し、ファンと笑顔のPuddleを作るとVΔLZは次なる公演と向かった。

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ライブ情報

VΔLZ LIVE TOUR 2024『三華の樂』

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