5月に豊洲ピットで行われた感動の新感覚ライブショー「ENKA LIVE vol.1」。演歌・歌謡界気鋭のスターたちが出演し、「コントで笑って歌で泣く」とのキャッチコピーの通り、歌とトークで会場を沸かせた。今回中心となったのは丘みどり、純烈、朝倉さやという個性派歌手3組。それぞれどんな個性と経歴の持ち主なのか紹介していこう。
アイドルから演歌歌手へ 丘みどり
5歳から民謡を習い始め、小学5年生の時に初めて出場した大会・兵庫県日本民謡祭名人戦で優勝する。持ち前の美貌もあって、18歳の時にオーディションを受け、アイドルグループのメンバーとしてデビュー。翌年アイドルグループを卒業した後は、歌手を目指してトレーニングに励み、2005年に「おけさ渡り鳥」で演歌歌手としてデビューを果たした。
2016年にはシングル「霧の川」で第9回日本作曲家協会音楽祭・奨励賞、第49回日本作詩大賞・優秀作品賞を受賞。2017年には悲願のNHK紅白歌合戦に出場している。身体の奥から響く強く張りある声は聞く者の心を打つ魅力があり、アイドルだっただけに容姿も端麗。今注目の演歌歌手だ。
元戦隊ヒーローの俳優が中心 純烈
スーパー銭湯などで地道な活動を続け、口コミによって火がついた男性5人のムード歌謡グループ。「スーパー銭湯アイドル」と呼ばれることもある。2010年6月に「涙の銀座線」でデビューを果たした。戦隊ヒーロー番組で俳優を務めていたメンバーが中心という、歌手としては異色の経歴を持つ。
平均身長は183cm、パフォーマンスはダイナミック。かと思うとコミカルなトークで観客を沸かせる。そんな彼らが甘いマスクでしっとりと歌い上げるムード歌謡は、見ても聞いても心に染みる。女性にとっては全方位魅力的なグループと言えそうだ。
山形弁で歌い、語る 朝倉さや
フチ付きメガネをトレードマークとする朝倉さやは、デビュー前にヒット曲を民謡調や山形弁にアレンジして動画サイトで配信し、「なまりうた」としてWebやTV、ラジオなどで話題となった。歌唱力も折り紙付きで、小学2年生から習い始めた民謡で2度も日本一に輝いている。2013年4月、朝倉自身が作詞、作曲した「東京」でデビューを果たした。
2014年には方言カバーアルバム『方言革命』を発売。森高千里の「私がオバさんになっても」、スピッツの「ロビンソン」など9曲を山形弁で歌い、iTunesランキング、 Amazonランキング、オリコンランキングなどで1位を記録。歌はもちろん、ライブのMCなどを山形弁でこなす姿は、非常に純で初々しい印象を受ける。民謡とラップやメタルとのコラボなど、「なまりうた」の追求を積極的に行っている。
「ENKA LIVE」には上記3組のほかにも、川上大輔、三丘翔太、鶴丸和大、加納吾朗らが出演。観客を大いに笑わせ大いに泣かせてくれた。ライブの模様は6月24日(日)にテレ朝チャンネル2にて放送予定。豊洲ピットのステージで乱舞する個性とその共演に、きっとクギ付けになるに違いない。
文=堀慎二郎
放送情報
ENKA LIVE vol.1
放送日時:2018年6月24日(日)12:00~
チャンネル:テレ朝チャンネル2 ニュース・情報・スポーツ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。
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