桑田佳祐 ソロ活動30年目に挑む新たなチャレンジ

1978年に『勝手にシンドバッド』でデビューし、『いとしのエリー』『TSUNAMI』『ピースとハイライト』『東京VICTORY』など多くのヒット曲を生み出してきた国民的バンド、サザンオールスターズ。そのリーダーである桑田佳祐は1987年にシングル『悲しい気持ち(JUST A MAN IN LOVE)』をリリースして以来、ソロ活動も並行して行ってきた。そして今、2017年10月に"ソロ活動30年目"を迎えるが、ますます精力的な活動を行っている。常に新しいことを追求し、果敢にチャレンジし続けてきた姿勢は今も変わらない。そんな桑田佳祐の今年の挑戦を紹介しよう。

15年ぶりに夏フェスにも出演!

昨年(2016年)、6月にソロ16枚目のシングル『ヨシ子さん』を、11月に17枚目のシングル『君への手紙』をリリースしているが、2017年に入ると活動がさらに活発になった。4月1日、特設サイト"ROUND30"が開設され、そこには30にも及ぶ"全力投球"宣言が明記されていた。その一つめの項目が"新曲『若い広場』で、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』の主題歌を担当"。有村架純がヒロインを務める朝ドラの主題歌を担当することの発表をもって、桑田佳祐の30のチャレンジがスタートした。

5月にはJTBキャンペーンCMに出演し、新曲『オアシスと果樹園』を披露。6月には自身初のBillboard Live TOKYOでのライブ開催を発表し(なんとこちらの映像が『がらくた』の初回生産限定盤A・Bに厳選して収録されるようだ!)、8月に茨城県ひたちなか市で開催される夏フェス『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017』への出演も発表した。桑田が夏フェスに出演するのは実に15年ぶり。このことからも例年以上に活動が活発的なことがわかるだろう。

6年半ぶりのオリジナルアルバムは究極のポップスアルバム

『がらくた』

ファンにうれしい大きなニュースが6月下旬に飛び込んできた。ソロ名義のオリジナルアルバム『がらくた』が8月23日にリリースされるというお知らせだ。桑田のオリジナルアルバムは2011年2月に発売された『MUSICMAN』以来、およそ6年半ぶり。2013年3月に発売された『Ying Yang(イヤン)』から『若い広場』や『オアシスと果樹園』までの既発曲を含めた全15曲が収録される。

歌謡曲、ロック、ジャズ、ヒップホップ、ラテン、レゲエ......、あらゆるジャンルを包括した"桑田ワールド"と呼べるサウンドで、これまでの作品を凌駕(りょうが)する究極のポップアルバムに仕上がっているという。"その男、どスケベにつき!ソロ30年目の衝動。"というキャッチコピーに偽りなし。"がらくた"と称される物の中に、輝く宝物や物事の本質が隠されている。まさにそのような一枚に仕上がっているはず。その衝動を是非感じてもらいたい。

全国10都市を回る大規模なライブツアーも決定!

アルバムのリリースが決まったとなれば、期待するのがライブ。アルバム発売の発表に続いて、全国ツアーの開催も発表された。『桑田佳祐 LIVE TOUR 2017「がらくた」』は10月17日の朱鷺メッセ・新潟コンベンションセンターからスタートし、広島、東京、名古屋、福岡、宮城、徳島、大阪、札幌、横浜のアリーナやドームを回る大規模なツアーとなる。

現在、"桑田佳祐ニューアルバム『がらくた』スペシャルサイト"も開設され、新しい情報が続々と発表されている。"ROUND30"の30の宣言も更新されていくので、とにかく30周年の桑田佳祐からはまだまだ目が離せそうにもない。さらに『スカパー!』でも、そんな桑田佳祐の特集番組がいくつか放送されるので、合わせて確認してみて欲しい。

Writer:田中隆信

※この記事はヨムミル!ONLINEの転載になります。

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放送情報

桑田佳祐特集

放送日時:2017年8月21日(月)23:00~

チャンネル:MUSIC ON! TV(エムオン!)HD

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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