魅力的な楽曲を作り続けてきた2人組の音楽ユニット・スキマスイッチが、メジャーデビュー15周年を迎えた。アニバーサリーイヤーとなる今年はニューアルバム『新空間アルゴリズム』を3月に発売し、4月からは全国ツアー「SUKIMASWITCH TOUR 2018 "ALGOrhythm"」をスタートと、精力的に活動を展開している。そんな彼らの軌跡と魅力を改めて紹介していこう。
数々の名曲を作り続け、多くの人に長く愛される音楽ユニット
スキマスイッチは1999年、ボーカルとギターを担当する大橋卓弥が、ピアノとコーラスを担当する常田真太郎に曲のアレンジを頼んだことがきっかけで結成された。2001年から新宿や渋谷で本格的なライブ活動を始め、2003年にファーストシングル「view」でメジャーデビューを飾った。
翌年2004年にはファーストアルバム『夏色ノイズ』がオリコンのアルバムチャート初登場で2位に。初の全国ワンマンツアーも行い、まさにブレイクの年となった。
そして2005年4月に発売された5thシングル「全力少年」がオリコン・シングルチャートで初登場3位に。今でもFMなどで流れるほどの名曲で、同年末にはこの曲でNHK紅白歌合戦初出場を果たした。
その後もスキマスイッチは映画の主題歌のタイアップ、またソロ活動など、多方面で活躍。2004年に2ndシングルとして発売された「奏」がリアレンジされ、2017年公開の映画『一週間フレンズ。』の主題歌となったことからもわかるように、多くの人に長く愛される楽曲を生み続けている。
彼らの魅力が詰まった15周年記念ライブは11月に開催!
彼らの楽曲の特徴として上げたいのが、ボーカル大橋の歌声だ。柔らかみのある独特の声質を持ち、曲調に合わせて裏声を使ったり、アタックを効かせたりと、とても丁寧に歌う。その魅力は、多くのファンが「大橋の声が好き!」と語ることからもよくわかる。
そんな大橋の歌を支えているのが常田のアレンジだ。スキマスイッチのライブでは、同じ曲でもアレンジによってまったく異なる色の曲になるという。常田はプロデューサーとして元ちとせやいきものがかりなどの曲を手掛けるほどの才能の持ち主。大橋の歌を活かし、ファンを楽しませる楽曲は彼あってこそ生まれる。
もう1つの特徴は、その声で紡がれていく歌詞だ。練り込まれた内容はもちろん、時に言葉遊びも入り混じる。それが大橋の歌い方によって、無理なく耳に入ってくる。先に紹介した「全力少年」はテンポ速めの曲だが、歌詞が描き出す情景がすぐに思い浮かんでくるほどだ。
そんな数多くの魅力を持つスキマスイッチ15周年のメインイベント「スキマスイッチ 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~」が、11月10日、11日の2Daysで開催される。新旧の楽曲を折りまぜ、多くのファンをさらに魅了するであろうこのライブは、11日の模様がTBSチャンネル1で生中継されることが決まっている。
また2007年の全国ツアー「スキマスイッチ ARENA TOUR'07"W-ARENA"」の最終公演や、デビュー10周年記念ライブ「スキマスイッチ 10th Anniversary"Symphonic Sound of SukimaSwitch"」の武道館公演も11月に放送予定。スキマスイッチ15年の軌跡と集大成を、心ゆくまで楽しんでほしい。
文=堀慎二郎
放送情報
スキマスイッチ 15th Anniversary Special at YOKOHAMA ARENA ~Reversible~
放送日時:2018年11月11日(日)15:00~
スキマスイッチ ARENA TOUR’07 “W-ARENA”
放送日時:2018年11月4日(日)17:00~
スキマスイッチ 10th Anniversary “Symphonic Sound of SukimaSwitch”
放送日時:2018年11月4日(日)19:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
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