ロックの殿堂入りも果たした親日家のボン・ジョヴィ、5年ぶりの日本公演!

今年4月、アメリカのロックバンド、ボン・ジョヴィがロックの殿堂入りを果たした。一説には、それまでに全世界で約1億3000枚もの売り上げを記録し、ライブでは3300万人の前で歌ってきたという。子供の頃、ロックスターを夢見てガレージで練習していたという彼らは、今やロックの歴史に名を刻む偉大な存在となった。

偉大なロックバンドと日本との密接な関係

世界的なバンドであるボン・ジョヴィは、親日家としても知られている。本国アメリカや世界で売れるより前に、日本で売れたのがその大きな理由だ。1984年2月、米国でデビューアルバム『夜明けのランナウェイ(原題:Bon Jovi)』をリリースするもさほど認知されず、全米チャートでは43位にとどまっていた。

しかし日本では、キャッチーかつ親しみやすい音楽性が支持され、デビュー直後から人気を博した。日本でのデビューアルバム発売は5月だったが、8月に開催された「SUPER ROCK '84 IN JAPAN」出演のために来日した際に大歓迎され、感激したというエピソードも残っている。

そんなこともあってボン・ジョヴィは日本との絆を深め、2ndアルバム『7800°ファーレンハイト』では発売に合わせて日本公演を行った。チケットはすべてソールドアウトという人気ぶりだった。このアルバムには日本への想いを込めた「TOKYO ROAD」という曲も収録されている。

音楽業界には「日本で売れれば世界で売れる」とのジンクスがあるという。ボン・ジョヴィもそれにあやかったのかは神のみぞ知るだが、1986年に発売された3枚目のアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ(原題:Slippery When Wet)』でついに全米1位を獲得。全世界で2,000万枚を超えるヒットとなり、一気に世界的なバンドへと飛躍した。

11月、彼らが愛する日本にまたやって来る!

ボン・ジョヴィの日本での活動は、音楽だけにとどまらない。社会的な活動も積極的に行う彼らは、1995年の阪神淡路大震災の時にはチャリティコンサートを行い義援金を寄付。2011年の東日本大震災でも、復興支援のためのチャリティーアルバム『ソングス・フォー・ジャパン』に曲を収めたりもしている。

もはや日本と相思相愛、と言っても過言ではないボン・ジョヴィの、5年ぶりとなる日本公演「BON JOVI THIS HOUSE IS NOT FOR SALE 2018 TOUR」が11月26日(月)、27日(火)の2日間開催される。殿堂入りした彼らの姿を見ようと、またその曲を聞こうと、多くのファンが押し掛けることは必至。日本のファンの前で彼らがどんな曲とパフォーマンスを披露するのか、期待も膨らむ一方だ。

この来日公演を記念して、ボン・ジョヴィの軌跡をミュージックビデオでたどる特別番組が11月20日(火)に放送予定。日本と世界が愛し続けるロックバンドの歩みを、今改めて胸に刻んでおきたい。

文=堀慎二郎

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放送情報

ボン・ジョヴィ MUSIC VIDEO HISTORY

放送日時:2018年11月20日(火)17:30~

チャンネル:MTV

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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