新体制となり激動の日々を駆け抜けるseven oopsが、新曲に込めた思いを語る

写真左から KEITA、NANAE、MAIKO
写真左から KEITA、NANAE、MAIKO

11月19日(月)放送の音楽番組「FULL CHORUS~音楽は、フルコーラス~」(BSスカパー!)にseven oopsが出演。

同番組は、「作った楽曲を最初から最後まで聴いて欲しい」「新曲をなるべく多くの人たちに聴いて欲しい」というアーティストの願いを叶える純真な音楽番組。音楽ファンの期待に応えるアーティストの圧巻の"フルコーラス"パフォーマンスはもちろん、MCのベッキーとハマ・オカモトによって掘り下げられるアーティストの素顔や楽曲に込められた思い、制作秘話などが満載のトークも見どころ。

11月19日(月)の放送では、seven oopsが3人体制となって初のリリースとなる4thアルバム『songs for...』に収録されている新曲「この島で」を披露するほか、小西真奈美やWILYWNKAが登場。

今回、seven oopsにインタビューを行い、「この島で」に込めた思いや、3人体制になって活動したこの1年について語ってもらった。

番組ならではの"フルコーラス"パフォーマンスの感想は?

NANAE「今回はとてもリラックスして歌うことができて、今までのテレビの収録の中で1番楽しんでできたと思います。やっぱり"フルコーラス"というのが大きいですね。いつもライブではフルコーラスなので、いつも通り全てを出し切ればいいという思いもあり、自然なパフォーマンスができました」

KEITA「作り手としてはイントロからアウトロまでこだわって作っていますので、それを1曲を通してフルコーラスで歌わせてもらえるというのはすごく幸せなことですし、本来あるべき楽曲の姿をちゃんと放送してもらえるというのは本当にありがたいです」

MAIKO「披露させていただいた『この島で』という曲は、私たちにとって特別思い入れの強い曲で、そんな曲をちゃんとフルコーラスで届けられる機会をいただけたというのはすごくありがたいなって思います」

「この島で」に込めた思いは?

KEITA「バンド結成当初のコンセプトとして、沖縄の楽器である三線や琉球音階は使わずに"新しい沖縄のポップス"を4人で作っていこうということでやってきたのですが、この曲はそのコンセプトの枠を超えて作りました。というのも、デビューから沖縄在住でやらせていただいている中で、地方から沖縄に帰って来た時の安心感だったり、島の良さを4人とも痛感していたんです。そんな中で、ギターメンバーの脱退を機に、沖縄への感謝の気持ちとギターメンバーを送り出す気持ちを込めて作った本当に思い入れ深い楽曲です」

「この島で」も収録されているニューアルバム『songs for...』は、どんなアルバムになっていますか?

KEITA「1曲目の『東京』から始まり11曲目の『この島で』まで、これまで僕らが見せてこなかったような楽曲も含まれています。聴いてくれた方がこのアルバムを通して、それぞれの故郷を思い返して故郷に愛を感じてもらえるようなアルバムになっていると思います」

「この島で」は、聴く人にそれぞれの"故郷"の心象風景を想起させる楽曲だと思います。そんな中で、皆さんの"故郷"の心象風景は?

KEITA「『この島で』の冒頭の歌詞にも出てくるのですが、小さい頃に地元の道をおふくろと手をつないで歩いた風景です。なんの変哲もない普通の道なのですが、いつも歩いていた"あの道"ですね(笑)」

NANAE「幼い頃の記憶というよりも、この曲を聴いて頭に浮かぶシーンは那覇空港ですね。10代後半、『これから音楽でやっていこう!』と4人で意気込んで飛び出した時の感情だったり、辛いことがあって沖縄に帰ってきた時に温かく迎えてくれた沖縄の空気だったり...。いろんな那覇空港でのシーンが浮かびます」

MAIKO「小学校と自分の家とおばあちゃんの家が近くにあったのですが、その界隈での路地です。海も見えないなんてことのないただの石垣に囲まれた狭い路地なのですが、沖縄感のある植物が生えていて通い慣れた道の風景が浮かびます」

3人体制となってスタートした2018年はどんな年でしたか?

KEITA「3人になって初めてのツアーがアコースティックツアーで、そこで僕がギターを弾くという...。ものすごく大変でした(苦笑)。もちろん、元々ちょっとは弾けたのですが、人前でお金をいただいて弾けるほどのレベルではなかったので、3月のツアーに向けて1月、2月はものすごく練習しました。本番もめちゃくちゃ緊張して、本番前はガタガタ震えていました(笑)」

MAIKO「春と秋にアコースティックツアーをしたのですが、昨年までのバンドツアーと違ってサポートメンバーもいないのでごまかしがきかないんです。だからこそすごく鍛えられましたし、メンバー同士の熱量が直に伝わってきて『音で会話をするってこういうことなのかも!』と感じることができました。15年一緒にやってきたメンバーが1人いないというのはすごく不安もあったのですが、3人で同じ方向を向いて"空間を作る"ということを実感できてより絆が深まりました。また、ファンの方からも良い反応をいただけて、すごくファンの方に助けられた年でもありました」

今後のバンドの展望を教えてください!

KEITA「ギターメンバーが脱退した時に『ツアーをやり切る』というのを目標に掲げて、今はまだそのツアーの途中。その目標達成に向けて必死に走っている最中なので、来年のツアーが終わった時に新たな目標が見えてくると思います!」

MAIKO「『4人の方が良かったよね』というのは絶対に言われたくないですし、『4人の時よりも良くなったよね』と言われるように頑張りたいです。もっともっとステップアップしていきたいと思っています!」

最後に視聴者の方にメッセージをお願いします!

NANAE「今回お届けする『この島で』という楽曲を聴いていただいて、皆さんそれぞれの大切な場所や大好きな故郷に思いを巡らせていただければ。そして、この番組を見てseven oopsを知っていただいた方は、ぜひライブにも足を運んでいただければと思います!」

文=原田健 撮影=皆藤健治

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放送情報

FULL CHORUS~音楽は、フルコーラス~
放送日時:2018年11月19日(月)20:00~
チャンネル:BSスカパー!
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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