ベストアルバムに全国ツアー、ASKAが精力的な活動を展開!

1990年代に多くのミリオンヒットを飛ばし音楽業界を牽引したシンガーソングライター・ASKA。2017年から再始動していた音楽活動は今年さらに活発に。10月にはベストアルバム『Made in ASKA』と『We are the Fellows』を発売し、11月には『SCENE -Remix ver.-』『SCENEⅡ -Remix ver.-』のリリース、さらに5年ぶりとなるコンサートツアーを開始した。

「チャゲ&飛鳥」でデビューしソロでも大ヒットを記録

ASKAがデビューを飾ったのは1979年。大学時代から「ヤマハポピュラーソングコンテスト」に出場するようになり、それをきっかけに高校時代の友人「Chage」と音楽デュオ「チャゲ&飛鳥(以下、チャゲアス)」を組んで「ひとり咲き」でデビューを果たした。

チャゲアスとして活動する傍ら、ASKAは作詞・作曲家としても活躍し始める。中森明菜や南野陽子といったアイドルを始め、ジャニーズ事務所の伝説的アイドルグループ光GENJIなどにも楽曲を提供。大ヒットした「ガラスの十代」(1987年11月発売)や「パラダイス銀河」(1988年3月発売)はクレジットを見れば分かる通り、作詞・作曲「飛鳥涼」(ASKA)となっている。

1991年3月には、ソロとしてリリースした3枚目のシングル「はじまりはいつも雨」、6月発売の2枚目のソロアルバム『SCENE II』がどちらもミリオンヒットを記録する。折しもこの年にチャゲアスも大ブレイク。7月に発売されたドラマ「101回目のプロポーズ」の主題歌「SAY YES」はオリコンチャート13週連続で1位となり、年内に282万枚を売り上げた。10月に発売されたアルバム『TREE』も216万枚を記録する大ヒットとなった。

喉の奥でうねるようなASKAの声と、透き通ったチャゲの声が絡み合うコーラス。そして美しいメロディに乗る、深みのある歌詞。チャゲアスはそんな多くの魅力に満ちた楽曲で次々にミリオンヒットを飛ばし、一時代を築いた。彼らが活躍した1990年代は結婚式で「SAY YES」が歌われ、カラオケでは皆がこぞってハモって歌う、そんな時代だったのだ。ASKAとしても、ソロアルバムの制作やソロコンサートはもちろん、上海や台湾で公演を行うなど、海外に活動を広げるまでに名を馳せた。

来年は音楽活動40周年、再び歩み始めたASKAに注目!

さまざまな時間を経てASKAが再始動したのは2017年。1月に自主レーベルを立ち上げ、2月に4年半ぶりとなるアルバム『Too many people』をリリースし、同年10月には2枚目となるアルバム『Black&White』のリリース。また、ミュージシャンのためのミュージシャンによる音楽配信サイト「Weare」も設立する。あとは冒頭でお伝えした通りだ。今年に入ってベストアルバムとリミックスアルバムを発売し、コンサートツアーも開始した。

来年は音楽活動40周年を迎える。そんなASKAの最新ツアー「ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE- presented by billboard classics」は、インタビューやドキュメント映像を交えて12月29日に放送予定だ。再び新たな時代を作るべく歩みだした、ASKAの姿がここにある。

文=堀慎二郎

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放送情報

ASKA PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018 -THE PRIDE- presented by billboard classics
放送日時:2018年12月29日(土)21:00~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ

※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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