小出祐介(Base Ball Bear)、ホラーシリーズ「ほん呪」への異常なまでの"ガチ愛"

今年の8月22日に第1巻の発売から20周年を迎えた人気のホラービデオシリーズ「ほんとにあった!呪いのビデオ」(以下、「ほん呪」)。現在、ナンバリングタイトルが84まで制作され、コアなファンを抱えるこの人気シリーズに対し、病的とも言えるような愛情を注いでいるのが人気ロックバンド・Base Ball Bearの小出祐介だ。

シリーズのファンを公言するだけにとどまらず、小出の狂気的な作品愛は、TBSラジオの「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」や「アフター6ジャンクション」で特集を組んだり、ニコニコ生放送で朝まで作品の実況配信を実施したり、完全に趣味として作品投稿サイト"note"に「ほん呪」レビューを載せたり...と各所で発揮されている。また、公式本「ほんとにあった!呪いのビデオ 恐怖のヒストリー」にも登場するなど、公私ともに「ほん呪」にどっぷりと浸っているのだ。

「ほんとにあった!呪いのビデオ10」

(C)2002NSW/パル企画

8月2日にテアトル新宿で行われたオールナイトイベントではMCを務めた小出。このイベントはファミリー劇場で7月〜9月の3ヶ月連続で行われている「ほん呪」計57作の特集放送と連動して行われたもの。作品を手掛けてきた中村義洋監督、白石晃士監督、福田陽平監督、川居尚美監督を招いたトークショーと新作を含めた選りすぐりの作品をオールナイト上映で実施するという内容だった。

チケットは即日完売で超満員となった会場に小出が登場し「『ほん呪』専門家の小出です(笑)」と自己紹介すると、「このイベントに向けて全作品を見直しました。4週間ぐらいかけて」と挨拶だけでそのマジっぷりを覗かせた。「ほん呪」シリーズではおなじみの"本作品はお祓いを済ませております"にちなみ、壇上で実際にお祓いを行うというトリッキーなオープニングでイベントはスタート。小出はMCとして基本的に聞き役に徹しながらトークをリードしていた。

週刊漫画雑誌ほどあろうかという分厚いお手製「ほん呪」メモを時折確認しながら、撮影の裏話やシリーズが続くにつれて生じてきた内容の変化など、具体的なエピソードを交えながらマニアックな視点で話を進めたかと思えば、「なんで夜に廃墟の取材に行くんだろう?って思うんです。朝イチにいけばいいのに」とファン目線の素朴な思いも吐露。異常なまでの知識と作品愛の伝わる小出に、白石監督も「『ほん呪』研究の第一人者ですね」と発言するほどだった。

小出はイベントの上映作品のセレクトにも携わっており、「ほん呪」を知り尽くしているからこそ可能な、作品の繋がりを考えたDJ的な視点でチョイス(イベントでは小出による選評の冊子が来場者にプレゼントされた)。

また、小出セレクトの"最恐エピソード"の中から、「ほんとにあった!呪いのビデオ5」と「ほんとにあった!呪いのビデオ10」は、9月27日(金)にファミリー劇場でも放送される。作品を鑑賞しながら、彼の異常な愛をヒシヒシと味わっていただきたい。

文=HOMINIS編集部

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放送情報

【3ヶ月連続】「ほん呪」20周年記念!呪い過ぎる計57作朝まで大放送!
ほんとにあった!呪いのビデオ5
放送日時:2019年9月27日(金)22:00~
ほんとにあった!呪いのビデオ10
放送日時:2019年9月27日(金)23:00~
チャンネル:ファミリー劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます。

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