人々の心に爪痕を残す...ONE OK ROCKのハイボルテージなパフォーマンスとその反響

Spotifyが発表しているランキングの「海外で最も再生された国内アーティスト」で1位を獲得するなど、日本だけでなく海外でも抜群の人気を誇っているロックバンド、ONE OK ROCK。ボーカルのTakaを中心とした4人組は、海外の老舗レーベルに所属し、アルバムの録音はアメリカで行うなど近年は海外に軸足を置いている。これまでに北米ツアーをはじめ、エド・シーランのアジアツアーへのゲストアクトとしての帯同、海外の大型フェスにも出演したりと、世界を相手にしたアーティスト活動を行っている。

■確かな演奏力に裏打ちされたパフォーマンス

初めて楽曲を聞いた人の心に爪痕を残すようなヘビーかつキャッチーなサウンドで、デビュー以来、瞬く間にロックスターへと成り上がっていった彼ら。楽曲の良質さはもちろんのこと、その人気を支える要因の一つとしてあげられるのが、確かな演奏力に裏打ちされた圧巻のライブパフォーマンスだ。

そんな彼らのライブバンドとしての実力を堪能できる特集がWOWOWにて放送される。「ONE OK ROCK 3カ月連続WOWOWスペシャル」と銘打たれたこの特集では、2016年から今年に至るまで、国内で行われた5つのライブを取り上げていく。

■ライブバンドとしての集大成を見せた最新ツアー

中でも目玉なのが、4月5日(日)に放送される「ONE OK ROCK 2019 - 2020 "Eye of the Storm" JAPAN TOUR」。昨年の2月に発売され、国内版と輸入盤が揃ってオリコンのアルバムランキングでTOP3入りを果たした通算9枚目のオリジナルアルバム『Eye of the Storm』を提げた最新のツアーだ。アルバムは「ONE OK ROCKの第2章の幕開け」とメンバーが語るキャリアの中で重要な意味を持つ作品であり、ライブではそんな彼らの想いを表現するかのように『Eye of the Storm』を軸に据えつつも、新旧交えたセットリストを構築している。

アルバム1曲目の「Eye of the Storm」をパワフルにプレイしたかと思えば、Toru、Ryota、Tomoyaがセッションでそれぞれの実力を存分に見せつけ、ハイボルテージなパフォーマンスで会場を熱狂の渦へと駆り立てた。豊かな表現力と確かな演奏力に加え、海外での場数をこなしてきたからこそのオーディエンスのツボをついた煽りなど、このツアーで彼らは、ライブバンドとしての一つの集大成と言える姿を見せつけた。

■前進し続けるONE OK ROCKらしさを体現

3月28日(土)に放送される「ONE OK ROCK with Orchestra Japan Tour 2018」では、総勢53名のオーケストラを従えてのパフォーマンスという新たな一面を披露。ストリングスの音色との相性抜群の「Change」といったオーケストラの存在により厚みをましたミドルテンポな楽曲だけでなく、アップテンポな「Ending Story??」では持ち前の激しいギターリフをかき鳴らすなど、オーケストラとのコラボしつつも、型にはまらない実験的なパフォーマンスで、前進し続けるONE OK ROCKらしさを体現した。

5月以降も『Ambitions』を冠した「ONE OK ROCK 2017 "Ambitions" JAPAN TOUR」や、そのアルバムを提げて行われたワールドツアーの締めとなる4大ドームで行われた日本凱旋公演「ONE OK ROCK 2018 AMBITIONS JAPAN DOME TOUR」、さらに2日間で11万人規模となる野外ライブを行った「ONE OK ROCK 2016 SPECIAL LIVE IN NAGISAEN」など、キャリアの中でエピックな瞬間となったライブが放送される。

デビュー以来、変化を恐れずに、世界の最前線で常に戦ってきたONE OK ROCK。彼らの真骨頂と言えるライブから、その足跡を辿ってみたい。

文＝HOMINIS編集部

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